NotebookLMのソース追加手順って、いざやろうとすると「追加ボタンは見つけた。でも、この先が地味に不安…」となりやすいんですよね。たとえば、PDFを入れた瞬間は「お、入った!」と思っても、要約が出ないと「あれ?失敗?」と感じたり。URLを貼っても、ページによってはうまく読めず、ソースが空っぽみたいになったり。Drive連携だと、今度は403エラーが出て「権限…?共有…?どれを直すの?」と手が止まる。こういう“小さな詰まり”が続くと、NotebookLMの良さを体感する前に疲れてしまいます。
しかもNotebookLMは、ソースの扱いがちょっと特徴的です。単に「資料を置く箱」ではなく、NotebookLMが回答を組み立てるときの根拠そのものになります。つまり、ソース追加がうまくいけば、質問したときに「どこに書いてあったか」を辿れる形で答えが出やすい。一方で、ソースの質や入れ方が悪いと、欲しい情報が引けなかったり、遠回りが増えたりします。だからこそ、最初に「正しい入れ方」と「詰まった時の直し方」を押さえる価値が大きいんです。
この記事では、まず迷いを消すために、ソース追加の流れを「5ステップ」に固定します。
どこを開くのか
どの形式を選ぶのか
どこで確定するのか
何が出たら成功なのか
ここまでを“手順の骨格”として、誰でも同じ動きで再現できるようにまとめます。
次に、「できない」に直面した人のために、原因を闇雲に探さず済むよう、失敗7原因を症状→原因→対処の順でスパッと切り分けます。たとえば「403なら権限」「空なら抽出」「URLならページ仕様」「止まるなら通信・処理」みたいに、遠回りを減らす設計です。さらに、PDF/Drive/URL/テキスト貼り付け/YouTube/音声といった形式別の“ハマりどころ”も整理して、どのパターンで追加しても迷子にならないようにします。最後に、調査で地味に効く「複数URLの一括追加」や、無料版でぶつかりがちな上限(各ノートブック50ソース、Proで300)の考え方も入れて、作業が途中で止まらない運用までつなげます。
「ソース追加=最初の儀式」で終わらせず、追加した瞬間から“使える状態”に持っていく。
この記事はそのための、手順とトラブル対処の“地図”として作っています。次の見出しからは、まず 『5ステップ』を、画面の迷いどころも含めて具体的に解説していきますね。
Contents
NotebookLMのソース追加は「5ステップ」で完了する

結論からいきますね。NotebookLMのソース追加は、細かい機能を全部覚えなくても 「5ステップ」だけ固定すれば完了します。ポイントは、途中で迷いがちな「どの形式を選ぶべき?」「どこで確定?」「入ったかどうかの判断は?」を、毎回同じ順番で処理すること。これを“型”として持っておくと、PDFでもURLでもDriveでも、追加作業がブレません。
ここでは、ソース追加を ①ノートブックを開く → ②ソース追加を開く → ③形式を選ぶ → ④投入して挿入(登録) → ⑤成功判定 の5つに分解し、まずは“手順の骨格”を作ります。ここを押さえたうえで次の章で形式別のコツ(PDFが空になる/URLが読めない/Driveで403が出る…など)を確認すると、「追加できない」で止まる時間が目に見えて減ります。まずはこの5ステップを、自分の作業手順としてスッと入れていきましょう。
もちろんです。半分くらいの分量にして、要点がスッと入る形に整えました。
ステップ1:ノートブックを作成(または開く)
最初のステップは「新規で作る」か「既存を開く」かを決めることです。NotebookLMはノートブック単位でソースをまとめて参照するので、ここで箱を間違えると、後から資料が混ざって探しにくくなったり、質問したときの答えが散らかりやすくなります。
判断基準はシンプルで、これから追加するソースが、そのノートブックの目的に100%合うか。合うなら既存を開く、少しでもズレるなら新規作成の方が安全です。たとえば「ソース追加手順・トラブル対策」用のノートブックに、手順系の記事や公式ヘルプを集めるのはOK。でも「別案件の資料」まで混ぜると、必要な情報に辿り着くまで遠回りになりがちです。
新規で作る場合は、命名だけ少し丁寧にしておくと後がラクです。コツは目的が一瞬で分かる名前にすること。例:NotebookLM_ソース追加_基礎、NotebookLM_ソース追加_トラブル のように、あとで分割もしやすい形だと、ソースが増えても整理が崩れにくくなります。
既存を開く場合も、追加する前に「この箱に入れるべき資料か?」を一度だけ確認しましょう。このひと呼吸があるだけで、二重登録やノイズの増加を防げて、次のステップ(ソース追加画面を開く)に迷わず進めます。
新規作成の入口(ホーム→New Notebook)
NotebookLMで新しく始めるときは、ホーム画面から「New Notebook(新規)」を押して作成するだけです。まずNotebookLMを開いたら、画面上部や左側メニューの Home(ホーム) に戻ります。ホームには作成済みノートブックの一覧が出るので、「いまどの箱で作業しているか」をリセットして確認しやすい場所です。
ホームに来たら New Notebook をクリックし、ノートブック名を入力して作成します。もし「New Notebook」が見当たらない場合は、表示が 「+」アイコンにまとまっていたり、︙や≡のメニュー内に「新規作成」として入っていることがあります。いずれも“新規ノートブックを作る入口”なので、呼び方が違ってもやることは同じです。
名前は後で迷わないように、NotebookLM_ソース追加_基礎 のように 「目的+テーマ」にすると探しやすいです。さらに、資料が増えそうなら NotebookLM_ソース追加_トラブル のように“分割前提”の名前にしておくと、あとから整理が崩れにくくなります。作成後に空のノートブックが開いたら、画面上でタイトル(ノートブック名)を一度だけ確認しておきましょう。ここを押さえておくと、別ノートにうっかりソースを追加してしまうミスをかなり減らせます。
既存ノートブックに追加する場合の入口
すでに作ってあるノートブックにソースを足す場合は、まずホーム(一覧)から対象ノートブックを開くところが入口になります。NotebookLMは「いま開いているノートブック」に対してソースを追加する仕組みなので、最初にここを丁寧にやっておくと、別ノートにうっかり入れてしまうミスを防げます。
流れはシンプルで、NotebookLMのホーム画面にある 最近使ったノートブック や 作成済み一覧 から、目的のノートブック名をクリックして開きます。もし一覧が多くて見つけづらいときは、検索欄がある場合は検索を使い、ない場合でも「最近開いた順」から辿るのが早いです。ここでのコツは、“タイトルが似ているノートブック”を開き間違えないこと。開いた直後に、画面の上部に表示される ノートブック名(タイトル)を一度だけ確認しておくと安心です。
既存ノートブックへ追加するときにもう1つだけ意識したいのが、「そのノートブックの目的に合うソースか?」の確認です。たとえば「NotebookLM_ソース追加_基礎」に対して、手順の公式情報や解説記事を足すのは自然ですが、別テーマ(料金比較だけ、または別案件の資料)まで混ぜると、後で質問したときに答えが散らかりやすくなります。追加前に「この箱に入れると、後で自分は迷わないか?」を1秒だけ考えるのが、地味に効きます。
そしてノートブックを開けたら、次のステップ(ソース追加)へ行く前に、画面内の「Sources(ソース)」や「ソース一覧」が見える場所を軽く確認しておきましょう。すでに入っているソースの種類(PDFが多いのか、URLが多いのか)が分かるだけでも、「同じものを二重に入れた」「似たURLを入れすぎてノイズが増えた」といった無駄を減らせます。既存ノートブックへの追加は“積み上げ”が前提だからこそ、入口での確認をワンセットにしておくと、運用がぐっと安定します。
ステップ2:「ソースを追加」を開く(+ボタン)
ソース追加の入口は、ノートブック内の「+(プラス)」=ソース追加ボタンです。ここを押して「ソース」画面(Sources / Add sources)が開ければ、もう半分は終わったようなもの。迷いが出るのは、だいたい「+が見当たらない」「チャット欄に貼ってしまった」「追加先のノートブックが違った」の3つです。
まずノートブックを開いた状態で、画面の左側や上部にあるSources(ソース)のエリアを探します。そこに+やAdd source / Add sourcesがあり、クリックすると「PDF・Googleドライブ・URL・テキスト貼り付け・YouTube・音声」など、取り込み方法の選択肢が並びます。もし+が見えない場合は、画面幅の都合で︙(三点)やメニュー内に入っていることもあるので、ソース関連のメニューを一度だけ開いて確認しましょう。
注意したいのは、NotebookLMには「質問する場所」と「ソースを入れる場所」があること。URLや文章をチャット欄に貼ると、ソースとして登録されないまま話が進んでしまいます。必ず「+」から開いたソース追加画面に入って、そこで投入する。これだけで「入れたつもりなのに反映されない」をかなり避けられます。最後に、追加前にノートブック名をチラ見して「いまこの箱に入れる」でOKです。
ソース追加画面の見方(追加・管理の位置)
「+(Add)」を押すと開くのが、いわゆるソース追加画面(Sourcesパネル)です。ここは大きく ①追加する場所 と ②管理する場所 の2つで見れば迷いません。
まず追加の位置は、Sourcesパネル上部にある Add(+)/ Add source です。ここから「PDF」「Googleドライブ(Docs/Slides等)」「URL」「貼り付け」など、取り込み方法を選んで追加します。最近は同じエリアに Discover sources(候補を探す) が並ぶこともあり、「手動で追加」か「候補を見つけて追加」かをここで選ぶイメージです。
次に管理の位置は、Addの下に並ぶソース一覧です。ここでは、各ソースの横にチェック(オン/オフ)が付いていて、使うソースを絞る(または全体を使う)ことができます。さらにソースにカーソルを合わせると ︙(三点メニュー) が出て、削除(Remove/Delete)やリネームなどができます。要点だけ言うと、「追加は上」「管理は一覧」です。
もうひとつ覚えておくと便利なのが、DriveのDocsなど一部ソースには同期(Sync)の導線が出るケースがあること。更新反映の考え方が“アップロードしたPDFやURL”とは少し違うので、「更新したのに内容が変わらない…」という時は、Sources側の管理エリアを見に行くのが近道です。
ステップ3:形式を選ぶ(PDF/Drive/URL/テキスト/YouTube/音声)
「手元の資料はPDF」「共同資料はDrive」「公開記事はURL」「読めない時はテキスト」「会話・講義はYouTube/音声」──この当てはめだけで、迷う時間がかなり減ります。形式選びは“好み”ではなく、読み込みの安定性と更新のしやすさで決めるのがコツです。
まず PDF は、配布資料・論文・マニュアルのように内容が固まっているもの向き。ただしスキャンPDFだと文字が取り出せず、要約が出ないことがあるので注意です。Drive(Docs/Slides) は、最新版が変わり続ける資料やチーム運用に向きますが、共有権限が弱いと403などで止まります。URL は公開ページをまとめて入れたい時に便利ですが、ログイン必須や動的ページだと読み込みに失敗しやすい。そんな時に強いのが テキスト貼り付けで、確実に材料を入れたい場合の“逃げ道”になります。
そして YouTube/音声 は、会議・インタビュー・講義など「話した内容」を材料にしたい時に便利です。追加できない時は公開範囲や字幕の有無など条件が影響することもあるので、うまくいかない場合は別形式(テキスト化や要点メモ)に切り替える判断も大切。迷ったら「確実に入るのはどれ?」で考えて、まずは安定する形式から追加していきましょう。
目的別のおすすめ形式(迷う人向け早見)
迷ったときは「データの置き場所」ではなく、“何をしたいか(目的)”で選ぶのが一番ラクです。NotebookLMのソース追加は、形式によって 読み込みやすさ(安定性) と 更新のしやすさ が変わるので、目的に合う形式を選ぶだけで失敗が減ります。
- 資料を読み込ませて要点をつかみたい(配布資料・論文・マニュアル)
→ PDF
紙資料や完成版のドキュメントに強いです。※スキャンPDFは“文字が取れない”ことがあるので、要約が出ないときは別形式も検討。 - チームで更新し続ける資料を扱いたい(社内ドキュメント・提案書・議事メモ)
→ Drive(Google Docs / Slides)
最新版が動く運用に向きます。権限(共有設定)で止まりやすいので、追加できない時はまずここを疑うのが近道です。 - Web記事やニュースを材料にしたい(調査・競合比較・まとめ)
→ URL(+必要なら複数URLの一括追加)
公開ページを集める用途に便利。ただし、ログイン必須・動的ページ(表示がJSで変わるサイト)だと読み込めないことがあります。 - URLがうまく読めない/確実に材料を入れたい(最短で失敗を減らしたい)
→ テキスト貼り付け
“逃げ道”として最強です。必要箇所だけを貼れるのでノイズも減らしやすく、追加の成功率が高いのがメリット。 - 会議・講義・インタビューを理解したい(話した内容を整理したい)
→ 音声 / YouTube
音声や動画の内容を材料にして要点を引き出したいときに向きます。追加で詰まったら、要点メモをテキストで入れる作戦に切り替えると止まりません。 - とにかく迷う/最初の一歩を軽くしたい
→ 「PDF or Drive」→ダメなら「テキスト貼り付け」
まず安定する形式で入れて、うまくいかなかったソースだけ後から差し替えるのが、結果的に最短です。
この早見の考え方で「目的→形式」を決めてしまうと、次のステップ(投入して挿入)も迷わず進めます。
ステップ4:投入して「挿入(Insert)」で登録する
ステップ4は、ソース追加の流れの中でも「やったつもり」を一番作りやすい場面です。結論から言うと、NotebookLMでは形式を選んでデータを渡しただけでは完了にならず、最後に 「挿入(Insert)」を押して“登録”するところまでがワンセット。ここを押し忘れると、画面上では選んだように見えても、ソース一覧に増えていなかったり、要約が出なかったりして「追加できない…」と勘違いしやすくなります。
このステップでやることは大きく2つだけです。
1つ目は、選んだ形式に応じて内容を投入すること。PDFならファイルを選択、Driveなら対象ドキュメントを選択、URLならリンクを貼り付け、テキストなら本文を貼り付け、YouTubeなら動画URL、音声なら音声ファイル…という具合に「NotebookLMが読める形」で渡します。ここで意識したいのは、“丸ごと”が必ずしも正解ではない点です。たとえばURL記事を入れる場合、ページ全体を入れたほうが良い時もあれば、必要部分だけをテキスト貼り付けにしたほうがノイズが減って読みやすい時もあります。目的が「結論だけ知りたい」なら、必要箇所に絞って投入したほうが後の質問が楽になります。
2つ目が、投入後に必ず 「挿入(Insert)」で確定すること。ここが“登録ボタン”です。入力したURLや選んだファイルを、NotebookLMのノートブックに正式なソースとして追加する操作だと思ってください。うっかり閉じたり戻ったりしてしまうと、「選択したはずなのに反映されていない」状態になりやすいので、投入したら一拍おいてInsertを押す、この癖を付けると失敗が一気に減ります。
また、投入時に覚えておくとラクなコツが3つあります。
- URLは“貼っただけ”で終わらせない:貼ったあとにInsertまで進める。
- 重い資料は一気に詰め込まない:大きいPDFや大量URLは、まず少量で成功確認→追加を増やす。
- 迷ったらテキスト貼り付けに逃げる:URLが読めない・PDFが空になる時は、必要箇所を貼り付けてInsertが最短です。
ステップ4が終わると、次のステップ(成功判定)で「要約が出た/ソース一覧に増えた」など、結果が見えるようになります。つまり、ここは“作業の手応え”を作る段階。投入したらInsertで確定──この一行だけ、手順の中で一番強く覚えておいてください。
URLの貼り方・ファイルの入れ方(共通の注意点)
URLでもファイルでも、投入のやり方は違って見えて、失敗ポイントはかなり共通しています。ここを押さえるだけで「追加したつもりなのに入ってない」「要約が出ない」「読み込みが終わらない」が減ります。
まず大前提として、NotebookLMは貼った/選んだだけでは登録完了になりません。URLを貼り付けた後、ファイルを選んだ後は、必ず 「挿入(Insert)」で確定するところまでがセットです。ここを押し忘れるのが一番多い落とし穴です。
次に、URLの貼り方の注意点です。URL欄に貼るときは、余計な文字(全角スペース、引用符、改行の欠け)を混ぜないのが基本。特にコピペ元に余計な記号が付いていると、見た目はURLでも読み込みで弾かれることがあります。また、ページによっては「ログインが必要」「表示がJavaScriptで動く」「途中で別ページに転送される」などの理由で、NotebookLMが本文を取り出せないことがあります。貼った後にうまく進まないときは、URL自体が悪いというより“そのページの仕様”の可能性が高いので、同じサイトで別記事も試す/本文をテキストで貼る、など切り替えを早めに行うのがコツです。
ファイルの入れ方(PDFなど)で共通の注意点は、「中身がテキストとして取れるか」です。スキャンPDFのように画像だけの資料は、追加できても内容が読めず、結果として要約が出ない・空に見えることがあります。こういう時は、OCR済みのPDFに差し替えるか、必要箇所をテキストで貼り付ける方が早いです。さらに、ファイルが大きい場合は読み込みに時間がかかることがあるので、最初は“軽い資料で成功体験”を作ってから、重い資料に進むとストレスが少なくなります。
最後に、URLでもファイルでも共通して効く小ワザを3つ。
- 投入→Insert→ソース一覧に増えたか確認までをワンセットにする
- うまくいかない時は、同じ操作を繰り返す前に別形式(テキスト貼り付け等)へ切り替える
- 追加直後に「要約が出る/ソース名が表示される」など成功のサインを見てから次へ進む
この共通注意点を守ると、次のステップ(成功判定)で迷いが一気に減ります。
ステップ5:要約・引用が出るか確認(成功判定)
ステップ5は「ちゃんと入ったか?」を確実に見極める工程です。結論から言うと、NotebookLMのソース追加は ソース一覧に表示されるだけで安心せず、そのソースが“読めている状態”になっているかを 要約(サマリー)や引用(引用候補・参照)で確認するのがコツです。ここを飛ばすと、あとで質問した時に「答えが薄い」「根拠が出ない」「その資料を参照していない気がする」といった違和感が出やすくなります。
成功判定で見るポイントは大きく3つです。
1つ目は、ソースが一覧に増えているか。これは最低条件です。追加したはずのPDFやURLが一覧に出ていないなら、Insertの押し忘れや追加操作の中断が疑わしいので、ステップ4に戻ってやり直します。
2つ目が、本題の 要約が出るか。ソースを追加してしばらくすると、NotebookLM側で読み込み・解析が走り、内容の概略が見える状態になります。要約が自然に生成される、もしくはソースの内容が“それっぽく”扱える状態になっていれば、ひとまず読めています。逆に、いつまでも要約が出ない/内容が薄い/空っぽのように見える場合は、次のような原因が多いです。
- PDFがスキャン画像で、文字が取れていない
- URLがログイン必須や動的ページで、本文抽出に失敗している
- 大容量で処理が止まっている(通信や一時的な混雑含む)
こういう時は「待つ」より、別形式に切り替える(テキスト貼り付け、OCR済PDFに差し替え)ほうが早く解決しやすいです。
3つ目は、引用(根拠として引ける状態)になっているか。NotebookLMは“ソースに基づく回答”が強みなので、成功判定の最終チェックとして、軽い質問を1つ投げるのがおすすめです。たとえば「この資料の結論を1文で」「重要なポイントを3つ」「注意点だけ抜き出して」など、短くて判定しやすい質問にします。その時に、回答が具体的で、ソースの内容に沿っている感じがあり、引用や参照の気配(根拠として扱えている)が見えるなら成功です。逆に、答えが一般論っぽい/根拠が弱い/その資料を読んでいる感じがしない場合は、ソースの読み込みが不完全か、ノートブックに別テーマのソースが混ざっていて焦点がぼやけている可能性があります。
最後に、成功判定を“作業ルーチン”にすると一気にラクになります。おすすめの流れはこれです。
(1)ソース一覧に増えた →(2)要約が出た →(3)短い質問で内容が引けた
この3点セットで確認してから次のソースを入れると、後からまとめてトラブルシュートする必要がなくなり、作業の手戻りが激減します。次章では、もし失敗した場合でもすぐ立て直せるように、形式別の追加のコツと、つまずきの原因を整理していきます。
“成功のサイン”と“失敗のサイン”の見分け方
ここは結論がシンプルです。NotebookLMのソース追加は、「一覧に出た=成功」ではなく、「読めている=成功」です。なので確認は“見た目”よりも、要約・引用っぽさ・挙動で判定します。
成功のサイン(この状態ならOK)
- ソース一覧に表示され、タイトル(ファイル名やページ名)が自然
追加直後に一覧へ増え、名前もおかしくない(空欄や謎の文字列が少ない)なら第一関門クリア。 - 要約(サマリー)が出る/内容の雰囲気が合っている
ざっくりでも本文に沿った要点が出れば「読めている」可能性が高いです。 - 短い質問に“具体的に”答える
例:「この資料の結論を1文で」「重要ポイントを3つ」などに対して、一般論ではなく“その資料っぽい”答えが返る。 - 根拠が見える(引用・参照の気配がある)
ソースを材料にして答えている手応えがあるなら成功判定として強いです。 - 処理が落ち着く(読み込み中が終わる)
追加直後の処理中表示が解消して通常状態になるなら安心材料になります。
失敗のサイン(この状態なら立て直し推奨)
- ソース一覧に増えていない
Insertの押し忘れ、途中で画面を閉じた、追加対象が確定していない…がよくある原因です。 - 要約が出ない/“空っぽ”っぽい/薄すぎる
スキャンPDFで文字が取れていない、URLの本文抽出ができていない、処理が止まっている可能性が高いです。 - 質問しても“どこにでもある一般論”が返る
そのソースを読んでいる感じがなく、内容に踏み込めない場合は読み込み不全か、ソースが別ノートに入っているなどのミスが疑わしいです。 - URLが読み込めない系の挙動(ずっと処理中・失敗・内容が反映されない)
ログイン必須、動的ページ、ペイウォールなど“ページ仕様”で弾かれているケースがあります。 - エラー表示(403など)
Drive連携では権限不足が典型です。まず共有設定を疑うのが近道です。
1分でできる判定手順(迷ったらこれ)
- ソース一覧に増えた?
- 要約が出た?(内容がそれっぽい?)
- 「結論を1文で」と聞いて、具体的に返る?
この3つが揃えば“成功”とみなしてOKです。どこかで引っかかったら、次章の「失敗7原因」のチェックリストに進むと最短で復旧できます。
形式別に迷わない:ソース追加の最短手順(6タイプ)

上の章で「5ステップの型」は作れました。ここからは、その型の中でも一番つまずきやすい ステップ3〜4(形式選び→投入→挿入)を、形式別に“最短ルート”で整理していきます。というのも、NotebookLMのソース追加は、同じ「追加」でも PDFはテキスト抽出、Driveは権限、URLはページ仕様、テキストは確実性、YouTube/音声は条件と、失敗ポイントがバラバラなんです。だから「全部同じやり方でOK」と思うほど、逆にハマります。
この章では PDF/Drive(Docs・Slides)/URL/テキスト貼り付け/YouTube/音声の6タイプについて、「この目的ならこれ」「この手順でやれば早い」「ここで詰まりやすい」をコンパクトにまとめます。読み方のおすすめは2つ。
- 自分が今追加したい形式だけ読む(いま困っている人向け)
- 一度ざっと見て、失敗パターンを先回りする(これから量を入れる人向け)
形式ごとの“クセ”を最初に把握しておくと、追加作業が止まらなくなります。それではまず、いちばん利用頻度が高い PDF からいきましょう。
PDFの追加手順(ローカル/Drive)
PDFは「資料をそのまま材料にしたい」場面で一番使われます。追加手順は共通で、ソース追加(+)→PDFを選ぶ→ファイル指定→挿入(Insert)です。ローカルPDFなら、PC内のファイルを選ぶだけでOK。Drive上のPDFも、同じようにDriveから対象を選んで挿入します。
ここで大事なのは、挿入を押したあとにソース一覧へ追加され、要約が出るかまでをワンセットで確認すること。もし要約が出ない・内容が薄い場合は、PDFそのものの作り(スキャンPDFなど)が原因のことが多いので、次のH4のチェックを先にやると手戻りが減ります。
テキスト抽出できるPDFが前提(スキャンPDF注意)
NotebookLMで扱いやすいのは、文字情報を持ったPDFです。スキャンPDF(紙を画像で取り込んだだけ)だと、追加はできても本文が読めず、要約が出ない/“空っぽ”っぽく見えることがあります。見分け方は簡単で、PDFを開いて文章をドラッグして選択できるか、または検索(Ctrl/⌘+F)で本文がヒットするかを確認してください。
もし選択できない場合は、①OCR済みPDFに差し替える ②Googleドキュメント化する ③必要部分だけをテキスト貼り付けに切り替える、の順で対応すると止まりません。
Googleドライブ(Docs/Slides)の追加手順
Googleドライブ(Google Docs / Google Slides)をソースにするメリットは、なんといっても 「最新版の資料をそのまま材料にできる」ところです。PDFのように“書き出して差し替え”を繰り返さなくても、運用がうまくハマると更新の手間が減ります。一方で、Drive系は追加手順そのものより、権限(共有設定)でつまずく確率が高いのが特徴です。なので、手順はサクッと、詰まりポイントは先回りで押さえるのがベストです。
追加の流れはこの順番でOKです。
①ノートブックを開く → ②「+(ソース追加)」 → ③Google Drive(Docs/Slides)を選ぶ → ④追加したいファイルを選択 → ⑤挿入(Insert)で登録 → ⑥ソース一覧に増えたか確認
ここでのコツは2つあります。
- 1つ目は、“どのGoogleアカウントでNotebookLMを開いているか”を意識すること。Driveはアカウントが違うと、同じファイル名でも見え方が変わります。仕事用アカウントのDrive資料を入れたいのに、個人アカウントでNotebookLMを開いていると、選択画面に出てこない/選んだ瞬間に弾かれる…が起きがちです。
- 2つ目は、選んだあとに必ず 「挿入(Insert)」で確定すること。Driveのファイルをクリックして選択しただけでは「候補を選んだ状態」になっているだけで、登録が完了していないケースがあるので、最後まで押し切るのが大事です。
登録後は、ソース一覧にDocs/Slidesが増えるか、そして軽く「この資料の要点を3つ」などを聞いて、内容が引けるかを確認できればひとまず成功です。Drive系は「追加できたように見えるけど、権限で中身が読めていない」こともあるので、ここでの1問チェックが効きます。
共有設定・権限で詰まる典型ポイント
Drive連携で詰まる原因は、だいたい “権限ミスマッチ”です。症状としては「403」「アクセスできません」「選べない/出てこない」「追加しても中身が薄い」などで現れます。代表的なパターンを、現場で多い順にまとめます。
① NotebookLMにログインしているGoogleアカウントが違う
一番ありがちです。会社のDrive資料を入れたいのに、NotebookLMは個人アカウントで開いている、逆も同様。
→ 対策:Drive資料を持っているアカウントでNotebookLMを開き直す/アカウント切替を確認する。
② ファイル自体は共有されているが「閲覧権限が不足」している
「リンクは開ける」けど、NotebookLM側の取り込みで弾かれることがあります。特に社内ポリシーが厳しい環境だと、外部アプリ連携扱いになって止まるケースも。
→ 対策:共有設定で自分に閲覧権限が付いているか確認。必要なら編集者に権限付与を依頼。
③ 共有ドライブ(Shared drive)や組織ポリシーの制限
共有ドライブ配下の資料や、外部連携を制限している組織だと、閲覧できても追加で詰まることがあります。
→ 対策:可能なら「マイドライブへコピー」して追加する/管理者ポリシーを確認する。
④ “閲覧可”はあるが、更新反映や同期まわりで引っかかる
Drive資料は「内容が更新される前提」で使うことが多い一方、環境によっては更新反映に条件があったり、再読み込みの手順が必要なことがあります。
→ 対策:まずは一度ソースとして追加できる状態にする(閲覧権限を確保)。更新が反映されない場合は、ソース一覧側の操作(同期・再追加など)で対応する。
⑤ “ファイルが選択画面に出てこない”問題
権限不足のほか、単純に検索しづらかったり、同名ファイルが多くて見落とすこともあります。
→ 対策:Drive側でファイル名を一時的に分かりやすくする/フォルダを絞って探す/最近開いた順で探す。
Drive連携は、手順を覚えるより 「権限が通る形に整える」のが近道です。追加でつまずいたら、まずはこのH4の①(アカウント違い)と②(閲覧権限)だけ先に潰すと、ほとんどのケースは前に進みます。
URL(Webページ)の追加手順
URL追加は、調査・競合比較・ナレッジ収集で一番手軽な方法です。手順自体はとても簡単で、基本は 「+(ソース追加)」→「URL(Webページ)」→URLを貼る→「挿入(Insert)」→ソース一覧で確認 の流れになります。
ここで大事なのは、URLを貼って終わりにせず、Insertで登録し、最後に「ソース一覧に増えたか」「要約や内容の反応があるか」を見て“読めている状態”まで持っていくことです。
URL追加のコツは2つあります。
1つ目は、1本ずつ成功判定しながら増やすこと。最初から大量に貼ると、どのURLが失敗したのか切り分けに時間がかかります。まずは代表的な1〜3本で「このサイトは読める」を確認してから追加量を増やすとスムーズです。
2つ目は、うまくいかない時に同じ操作を繰り返すより、“そのページが読めないタイプかも”と判断して、早めに別の入れ方(テキスト貼り付けやPDF化)に切り替えること。URLは便利な反面、サイト側の仕様に左右されます。
読めるURL/読めないURLの特徴
NotebookLMでURLが読めるかどうかは、「リンクが開けるか」ではなく、本文テキストを機械的に抽出できるかで決まることが多いです。迷ったら、まず次の“特徴”で当たりを付けると早いです。
読めるURLの特徴(成功しやすい)
- 本文が1ページにまとまった記事(ニュース、ブログ、解説記事など)
- ログインなしで最後まで読める公開ページ
- ページを開いた瞬間に本文が表示される(スクロールしても内容が大きく変わらない)
- 印刷ページや「?output=1」系など、テキスト中心のページが用意されているサイト
- 広告や装飾は多くても、本文の構造がはっきりしているページ
読めないURLの特徴(失敗しやすい)
- ログイン必須・会員限定・社内ポータル(権限がないと本文が取れない)
- ペイウォール(課金壁)で本文が途中までしか表示されない
- 表示がJavaScriptで後から組み立てられるタイプ(開いた直後は本文が薄い/無限スクロールなど)
- 検索結果ページ・カテゴリ一覧・タイムラインのように、記事本文ではなくリンクが並ぶページ
- PDFビューア埋め込みや、本文が別コンポーネントに分かれているページ
- クリックでページ遷移せずに内容が変わるなど、“アプリっぽいWeb”(抽出が安定しにくい)
もし「読めないURLっぽい」と感じたら、粘るよりも切り替えが正解です。おすすめは次の順番です。
- そのページに “印刷用ページ” や テキスト中心の表示がないか探してURLを変える
- 必要箇所だけを テキスト貼り付け で入れる(成功率が高い)
- ページを PDF化 して入れる(見た目を固定したい場合)
URLは当たると最速ですが、外れると時間を溶かしがち。だからこそ、「このURLは読めるタイプか?」を先に見極めるのが、URL追加を早くするいちばんのコツです。
テキスト貼り付けの追加手順(最も失敗が少ない)
結論から言うと、「確実にソースとして入れたい」ならテキスト貼り付けが最強です。PDFはスキャンだと空になりやすく、URLはページ仕様(ログイン・動的表示・ペイウォール)に左右されます。一方テキスト貼り付けは、こちらが“読ませたい本文”をそのまま渡せるので、追加の成功率が高く、トラブル切り分けもしやすいのがメリットです。
手順はシンプルで、「+(ソース追加)」→「テキスト(貼り付け)」を選ぶ→本文を貼る→「挿入(Insert)」→ソース一覧で増えたか確認です。やること自体はURL追加と似ていますが、結果が安定します。
貼り付けるときのコツは3つあります。
- “必要な範囲だけ”を貼る:長文を全部入れるより、「結論が書いてある段落」「手順の箇条書き」「注意点の章」など、狙った部分に絞るとノイズが減って質問がしやすくなります。
- 見出しと本文をセットで入れる:見出しがあると、NotebookLMが内容を整理しやすく、あとから「この章の要点は?」と聞いたときにブレにくいです。
- 出典メモを一緒に付ける:貼り付け本文の先頭か末尾に「出典:記事タイトル/URL/日付」などを一行添えると、あとで根拠整理がラクになります(コピペ運用でも迷子になりにくい)。
追加後は、ステップ5と同じく「要約が出る」「短い質問に具体的に答える」を確認できれば成功です。URLやPDFで詰まりやすい人ほど、まずテキスト貼り付けで1つ成功体験を作っておくと、全体の作業が止まりにくくなります。
“URLが読めない時の逃げ道”として使う
URLが読めないときに大事なのは、原因を深追いして時間を溶かさないことです。NotebookLM側の問題というより、サイト側の仕様(ログイン必須、動的表示、ペイウォールなど)で本文抽出が難しいケースが多く、そこで粘っても前に進みにくいからです。そんな時に“最短で勝てる”のがテキスト貼り付けです。
おすすめの使い方は、「URLで追加→うまくいかなければ即テキストに切替」です。具体的には、Webページから本文の必要部分だけをコピーし、テキスト貼り付けとして投入します。全部コピペする必要はなく、まずは結論の段落+根拠(数字や条件)+手順の箇条書きの3点を入れるだけでも、NotebookLMでの質問精度は十分上がります。
さらに、逃げ道として強い理由は2つあります。
- 成功判定が分かりやすい(貼った内容がそのまま材料になるので、要約・回答が具体化しやすい)
- ノイズを減らせる(広告・関連記事リンクなど、URL取り込みで混ざりがちな要素を排除できる)
URLにこだわらず、目的に合わせて「必要な文章だけ入れる」。この割り切りができると、ソース追加が一気に止まりにくくなります。
YouTubeの追加手順(字幕・公開範囲の注意)
YouTubeをソースに追加する手順はシンプルですが、PDFやURLよりも「追加できる条件」がはっきりしています。結論から言うと、NotebookLMが取り込むのは動画そのものではなく字幕(文字起こし=トランスクリプト)で、条件を満たしていればスムーズ、満たしていないとあっさり失敗します。
操作の流れは、基本的にこの順番です。
①ノートブックを開く → ②「+(ソース追加)」 → ③YouTubeを選ぶ → ④動画のURLを貼る → ⑤挿入(Insert) → ⑥ソース一覧に増えたか確認 → ⑦要約や短い質問で中身を引けるか確認。
ここで押さえておきたいポイントが2つあります。
- 取り込まれるのは字幕テキストだけ
つまり、字幕が存在しない/字幕が未生成だと、NotebookLMは材料を作れません。逆に字幕さえ取れれば、講義・セミナー・解説動画の要点整理が一気にラクになります。 - 公開範囲と“生成タイミング”で失敗することがある
公式ヘルプでは「公開(public)の動画で、字幕(手動または自動生成)が必要」「アップロード後72時間以内の動画は取り込めない場合がある」と明記されています。なので「さっき上げた動画をすぐ取り込みたい」は失敗しやすいです。
追加がうまくいったら、最後に「この動画の主張を1文で」「重要ポイントを3つ」など短い質問を投げて、内容が具体的に返る=成功を確認しておくと手戻りが減ります。
追加できないときの原因チェック
YouTubeが追加できないときは、原因を“動画URLのせい”と決めつけず、次の順でチェックすると早いです(上から潰すほど復旧が速いです)。
- 公開範囲は「公開(public)」か?
公式条件は「公開動画のみ対応」です。限定公開・非公開は基本的に失敗要因になります。まずは動画の公開設定を確認します。 - 字幕(キャプション)があるか?
NotebookLMは字幕テキストを取り込むため、字幕が無い動画は対象外です。また「喋りがない動画」も非対応とされています。字幕が自動生成されるタイプでも、生成が間に合っていないと失敗します。 - アップロード直後すぎないか?(72時間ルール)
公式に「アップロード後72時間以内は取り込めない場合がある」とあります。急ぎの場合は、後述の回避策(テキスト貼り付け)に切り替えるのが現実的です。 - 動画が“話し言葉中心”か?
公式ヘルプには「スピーチがない動画はサポートされない」とあります。BGM中心・環境音中心だと、字幕が薄くて材料になりにくいです。 - リンクは“動画ページのURL”か?
ショートの共有リンクやプレイリスト、チャンネルURLなどを貼ると、意図した動画として処理されないことがあります。まずは対象の動画ページURLに戻して試します(最短の切り分け)。 - 後から削除・非公開にしていないか?
動画が削除されたり非公開になった場合、NotebookLM側のソースは自動削除されることがあります(一定期間内)。「昨日は読めたのに今日は消えた」はこのパターンを疑います。
どうしても取り込めないときの“逃げ道”は明快で、YouTubeの文字起こし(字幕)を開いて必要箇所をコピペ→テキスト貼り付けでソース化です。NotebookLMが必要としているのは結局「字幕テキスト」なので、ここに切り替えると止まりません(時間を溶かさないのが最優先です)。
音声の追加手順(会議・講義向け)
音声ソースは、会議録・講義・インタビューのように「話した内容」をそのまま材料にしたいときに便利です。手順は 「+(ソース追加)」→「Audio(音声ファイル)」→ファイルを選ぶ→「挿入(Insert)」→ソース一覧で確認 という流れで、基本はアップロード型です。NotebookLMは音声ファイル(例:MP3 / WAV など)をソースとして扱えるので、録音データを入れるだけで後の要点整理がラクになります。
コツは2つ。1つ目は、追加直後に“読めているか”を確認すること。音声は処理に少し時間がかかる場合があるので、ソース一覧に増えたかを見たうえで、「この音声の結論を1文で」「決定事項だけ抜き出して」など短い質問を投げ、内容が具体的に引けるかチェックします。2つ目は、長尺は最初から全部入れず、まずは短めで成功体験を作ること。うまくいったら同じやり方で追加本数を増やすと、切り分けの手戻りが減ります。
音声→要点化までの流れ
「音声を入れたあと何をすればいい?」は、次の流れで考えると迷いません。
①音声をソースとして登録(Insert)→ ②内容を要約で把握 → ③必要情報を“抽出質問”で抜き出す → ④再利用しやすい形に整える、この4段階です。
②の要約では、まず全体像をつかみます。次に③で、会議・講義向けの定番質問に寄せるのが時短です。たとえば 「決定事項は?」「ToDoと担当は?」「重要用語の定義は?」「反対意見・懸念点は?」 のように“欲しい情報の型”で聞くと、メモ化が一気に進みます。最後の④では、抽出した内容を「箇条書き」「議事録風」「学習ノート風」など目的に合わせて整形し、必要ならNotebookLMのレポート機能やAudio Overview(音声要約)につなげると、聞き直し回数が減ります。
時短テク:複数URLを一括追加する手順(3分で終わる)
URLを1本ずつ追加していると、「貼る→挿入→確認」を何十回も繰り返すことになって、地味に時間が溶けますよね。そこでここでは、NotebookLMのソース追加を一気に軽くする “複数URLの一括追加” を扱います。やることはシンプルで、URLを改行区切りでまとめて貼って、まとめて 挿入(Insert) するだけ。うまくハマると、調査フェーズや競合比較のスピードが一段上がります。
ただし、一括追加は「速い」反面、失敗すると「どのURLが読めなかった?」の切り分けが面倒になりやすいのも事実です。なのでこの章では、ただ手順を並べるだけではなく、失敗しにくい貼り方と、もし混ざったときに困らない確認のコツまでセットで紹介します。次では、実際の一括追加のやり方を“そのまま真似できる形”で進めていきます。
改行区切りでまとめ貼り→挿入で一括登録
複数URLの一括追加は、やること自体は「まとめて貼って、まとめて確定」だけです。ポイントは、URL同士を“改行”で区切ることと、貼ったあとに必ず 挿入(Insert)で登録まで完了させること。ここさえ押さえれば、1本ずつ追加するより体感でかなり速くなります。
手順の流れはこの通りです。
- ノートブックを開く
- +(ソース追加)を押す
- URL(Webページ)を選ぶ
- URL入力欄に、改行区切りで複数URLを貼る
- 挿入(Insert)を押して一括登録
- ソース一覧に増えたか確認し、必要なら軽い質問で内容が引けるかチェック
一括追加は、追加そのものよりも「後で困らないための貼り方」が大事です。おすすめは、最初は10本程度で小さく試して成功判定を取り、問題なさそうなら追加数を増やすやり方。最初から50本貼ると、もし混ざって失敗した時に切り分けが大変になります。
一括追加のやり方(コピペ例つき)
コピペはこの形でOKです。1行=1URLにして、余計な文字は入れません(番号や記号は不要)。
コピペ例(改行区切り)
https://example.com/article-1
https://example.com/article-2
https://example.com/article-3
https://example.com/article-4
うまくいかない原因で多いのは、次の3つです。
- URLの前後に全角スペースや余計な文字が混ざっている
- 途中に「・」「1)」などの箇条書き記号を入れてしまっている
- 1行にURLを2つ入れるなど、区切りが曖昧になっている
おすすめの運用は、貼り付け前にメモ帳などでURLだけのリストにしておくこと。これだけで、貼り付けの失敗が激減します。挿入(Insert)後にソース一覧にズラッと並べば登録は成功。次に「この追加したページ群の共通ポイントを3つ」など軽い質問を投げて、ちゃんと材料として扱えているか確認すると安心です。
一括追加が向くケース/向かないケース
一括追加が向くのは、「量を集める段階」です。たとえば競合記事を20本集めて比較したい、ニュースをまとめて追いたい、公式ページ+解説ページを一気に材料化したい、といった場面では、一括追加の速さがそのまま武器になります。
逆に向かないのは、「1本ずつ確実に取り込みたい」「失敗の切り分けを楽にしたい」場面です。URLには“読める/読めない”の相性があるので、クセのあるサイトを混ぜるほど、一括追加のメリットが減りやすいです。
向くケース
- 競合比較(同じ種類の記事を複数集める)
- 調査(公開記事・公式ページをまとめて入れる)
- 連載記事・ガイド記事など、同一サイトの複数ページを集める
- まず広く集めて、後で要点抽出・絞り込みしたい
向かないケース
- ログインが必要なURLが混ざる
- 動的表示(無限スクロールなど)が多いサイトを混ぜる
- ペイウォール記事が混ざる
- 1本ごとに内容確認しながら進めたい(精査フェーズ)
迷ったら「同じ系統のURLだけをまとめる」のが安全です。サイトもテーマもバラバラに混ぜると、成功率が下がり、後の整理も重くなります。
失敗しやすいURLの条件(ログイン壁・動的サイト等)
一括追加で失敗が増えるのは、だいたい「NotebookLM側の不具合」というより、URL側の条件が原因です。次のタイプが混ざっていると、読み込みが止まったり、内容が薄くなったり、そもそも追加できないことがあります。
- ログイン必須/会員限定/社内ポータル
本文が見えない=抽出できないので失敗しやすいです。 - ペイウォール(課金壁)
途中までしか表示されない、または本文が取得できないことがあります。 - 動的サイト(JavaScriptで本文が後から生成される)
開いた直後に本文がなく、スクロールやクリックで生成されるタイプは抽出が不安定になりがちです。 - 検索結果・カテゴリ一覧・タイムライン系
“記事本文”ではなくリンク一覧なので、材料として薄くなりやすいです。 - 埋め込みビューア/アプリっぽいUI
PDFビューア埋め込み、SPA(画面遷移が少ないサイト)などは取り込みに当たり外れが出ます。
こういうURLが混ざりそうなら、一括追加は「全部を一気に」ではなく、①読めるURLだけ先に一括 → ②読めないURLはテキスト貼り付けに切替が最短です。特にログイン壁や動的サイトは粘りすぎると時間が溶けるので、「読めないタイプ」と判断したら早めに逃げ道へ切り替えるのが勝ち筋です。
追加できない時はココ:失敗7原因と直し方(チェックリスト)

「手順どおりにやったのに追加できない…」──ここが一番ストレスですよね。NotebookLMのソース追加は、原因が1つに見えて実はパターンが分かれていて、同じ“追加失敗”でも 直し方がまったく違うことが多いです。たとえば、Driveなら権限(403)が本命、PDFならテキスト抽出の問題、URLならページ仕様、そして上限や容量が絡むと「何をやっても進まない」感じになりがち。ここで闇雲に操作を繰り返すと、時間だけが溶けてしまいます。
そこでこの章では、追加できない状況を 「失敗7原因」に分解して、症状→原因→直し方をチェックリスト形式でまとめます。読み方は簡単で、いま起きている現象に近いものを上から当てていくだけ。最短で復旧できるように、特に頻出の 403(権限)/ソースが空(抽出)/URLが読めない(ログイン・動的)/上限(50/300)は優先的に潰せる順番にしています。
この章を読み終えるころには、「追加できない=原因がわからない」状態から、「この症状ならここを直せばいい」に変わります。次から、原因1つずつ、迷わない形で進めていきましょう。
原因1:403エラー(権限・共有設定)
403は、ひとことで言うと 「そのソースにアクセスする権限が足りません」 という合図です。NotebookLMの操作ミスというより、Driveやリンク先の共有設定が原因で起きるケースがほとんど。特にGoogleドライブ(Docs/Slides/PDF)を追加しようとしたときに出やすく、「自分は開けるのに、NotebookLMだと403」みたいな形でハマります。
ここで大事なのは、403が出たら“何度も追加を試す”より、まず 権限と共有設定の確認に切り替えること。追加操作を繰り返しても、権限が変わらない限り状況は変わりません。
解決:共有を「閲覧可」にして再追加
対処はシンプルです。追加したいファイル(Docs/Slides/PDF)側で、あなたのアカウントに 「閲覧可以上」 の権限が付いているか確認し、必要なら付け直します。
チェックの順番はこの通りが最短です。
NotebookLMにログインしているGoogleアカウントが、ファイルを持っているアカウントと一致しているか
Driveの共有設定で、そのアカウントが 閲覧可(Viewer)以上 になっているか
共有ドライブや組織ポリシーで、外部ツール連携が制限されていないか(社内環境でよくあります)
権限を直したら、NotebookLM側に戻って 同じソースを再追加します。うまく通ると、ソース一覧に増えて、要約や内容の反応が出ます。403は「権限を直してもう一回」が基本形です。
原因2:ソースが空になる(スキャンPDF・抽出不可)
「追加はできたっぽいのに、要約が出ない」「中身が空っぽに見える」──この症状は、NotebookLMが悪いというより ソースから文字を取り出せていない可能性が高いです。特に多いのが スキャンPDF。紙を画像として保存したPDFは、人間には読めても、機械的には“文字が入っていない画像”として扱われやすく、結果として内容が取れずに空になります。
またURLでも、ログイン必須・動的ページなどで本文抽出が失敗すると、似たように「空っぽ」っぽい状態になります。
解決:OCR済PDFに差し替え/テキスト貼り付け
復旧の最短ルートは2択です。
OCR済PDFに差し替える
文字認識(OCR)されたPDFなら本文が取れるので、要約も出やすくなります。見分け方は簡単で、PDFを開いて 文章をドラッグ選択できる/検索(Ctrl/⌘+F)で本文がヒットするならOK寄りです。必要箇所をテキスト貼り付けに切り替える
いちばん確実で速い“逃げ道”です。結論・手順・注意点など、必要な段落だけ貼るとノイズも減ります。
「空」状態で粘るより、差し替えかコピペで前に進むのが正解です。
原因3:URLが読み込めない(ログイン・JS・ペイウォール)
URLは便利ですが、サイト側の作りに左右されます。代表的な失敗原因は ログイン壁(会員限定)/JavaScriptで本文が後から生成される動的サイト/ペイウォール。このタイプは、ブラウザで見えていても、NotebookLMが本文を抽出できないことがあります。
そして厄介なのが、「読み込めない」を“通信のせい”だと思って再試行を繰り返しがちな点。相性が悪いURLに当たっているなら、何回やっても通りません。
解決:本文コピペ/PDF化/代替ソースに切替
ここは割り切りが勝ちです。おすすめの順番はこれ。
本文を必要部分だけコピペ→テキスト貼り付け(成功率が高く、最速)
PDF化して追加(見た目を固定したい/資料として残したいとき)
代替ソースに切替(同じ内容を扱う公式ページ・別記事・別媒体など)
特に調査用途では「URL追加にこだわらない」方が全体のスピードが上がります。
原因4:上限に到達(無料50/Pro300)
「追加したいのに入らない」「これ以上追加できない」系で、見落とされがちなのが ソース数の上限です。NotebookLMはプランによって、1ノートブックあたり追加できるソース数が決まっています。無料だと50、Proだと300の運用が基本線なので、調査でURLを大量投入したり、PDFを積み上げると意外と早く当たります。
ここに到達すると、手順が合っていても追加できないので、原因が分からずハマりやすいポイントです。
解決:不要ソース削除/ノートブック分割
上限対策は「削る」か「分ける」です。
不要ソースを削除する(整理して枠を空ける)
似た記事、重複URL、使わなくなった下書き資料などを先に外すと、すぐ追加できる枠が戻ります。まずは「今の目的に関係ないソース」を切るのが早いです。ノートブックを分割する(テーマ別に箱を増やす)
例:競合比較_概要と競合比較_各社詳細、手順とトラブルなど。分割すると、検索や質問の焦点も合いやすくなり、上限にも強くなります。
上限に当たったら、追加の手順をいじるより ノートブック設計を変えるのがいちばん効きます。
原因5:容量・語数が重すぎる(大容量PDFなど)
「追加は押せたのに進まない」「要約が出ない」「途中で止まる」タイプで、意外と多いのが“素材が重すぎる”問題です。大容量のPDF、ページ数が多い資料、画像が大量に埋め込まれたファイルなどは、読み込みや解析に時間がかかったり、途中でうまく処理できず結果が不安定になったりします。
このケースは、何度も同じファイルを入れ直すより、最初から「軽くして入れる」方が成功率も作業効率も上がります。特にマニュアルや報告書のように長い資料は、丸ごと投入よりも“使う範囲を切り出す”ほうが、後で質問するときも迷いません。
解決:分割・圧縮・章ごと投入
解決策は3つのどれかでOKです。まずおすすめは「章ごと投入」です。目次で区切れる資料なら、必要な章だけをPDFとして分けるか、該当部分だけを抜き出して追加します。これが一番ラクで、質問の焦点も合いやすくなります。
次に「分割」です。章の区切りが曖昧でも、100ページを20〜30ページ単位にするなど、ある程度の塊に切るだけで読み込みが安定しやすくなります。分割すると、どこが原因で止まったのかも切り分けやすいです。
最後が「圧縮」です。画像が多いPDFはファイルサイズだけが大きくなりがちなので、PDF圧縮で軽くしてから入れると改善することがあります。どうしても厳しいときは、必要箇所をテキスト貼り付けに切り替えるのが最短です。
原因6:処理中のまま終わらない(通信・混雑・一時不具合)
「処理中(読み込み中)」の表示が長く続いて終わらない場合、原因は資料そのものだけでなく、通信環境や一時的な混雑、ブラウザの状態など“環境側”にあることも多いです。特にURLを複数追加した時や、重めのPDF・音声を入れた時に起きやすく、待てば終わることもあれば、ずっと止まることもあります。
ここでやりがちなのが、同じ操作を連打して状況を悪化させるパターンです。処理中が長引くときは、落ち着いて「切り分けの順番」を決めた方が、結果的に早く復旧できます。
解決:再読み込み/時間を置く/形式変更
まずはブラウザの再読み込みです。画面を更新してソース一覧に反映されているか確認し、反映されていなければ再度追加します。次に、一時的な混雑の可能性があるので、少し時間を置いてから再試行します。
それでも改善しない場合は「形式変更」が効きます。URLが処理中で止まるなら、本文の必要部分をテキスト貼り付けに切り替える。PDFが止まるなら、分割・圧縮して軽くする。音声が止まるなら、短いファイルで成功確認してから本番に進む。こういう切り替えができると、処理中ループにハマらずに前に進めます。
原因7:モバイル側の表示・追加トラブル(0上限など)
スマホやタブレットで使っていると、「追加できない」「上限が0と表示される」「ボタンが見当たらない」など、PCでは起きない挙動に出会うことがあります。これは操作ミスというより、アプリやモバイル表示側の不具合、または機能差で起きるケースがあり、無理にスマホだけで解決しようとすると時間が溶けやすいです。
特に、ノートブックのソース上限が“0”のように見える症状は、ユーザー側の上限到達とは別の原因で表示が崩れている場合があり、そこで削除を始めてしまうと逆に混乱します。まずは“追加の経路”を変えて切り分けるのが安全です。
解決:PC/ブラウザ版で追加→モバイルは閲覧中心に
最短の解決は、追加作業だけPCまたはスマホのブラウザ版で行うことです。モバイルアプリで表示がおかしい時でも、同じアカウントでPCから開くと正常に追加できることがあります。
運用のおすすめは「追加と整理はPC」「確認と閲覧はモバイル」です。ソースの追加・削除・一括登録などはPCの方が安定しやすく、作業も早いです。モバイルは、作成済みノートブックを読む・質問するなど“活用側”に寄せると、ストレスが減ります。もしモバイルで詰まったら、まずPCで同じノートブックを開いて状況を確認し、そこで正常ならモバイル側の問題として切り分けるのが近道です。
制限を先に知ると失敗しない:無料とProの違い
ここまでで「追加の手順」と「失敗の直し方」は押さえました。次に知っておきたいのが、NotebookLMの“制限”です。というのも、ソース追加がうまくいかない原因はエラーだけではなく、実は 上限・容量・回数などのルールに当たっているだけというケースがかなりあります。手順どおりに操作しているのに進まないとき、原因が「やり方」ではなく「枠(制限)」にあると、いくら頑張っても状況は変わりません。
この章では、NotebookLMの無料プランとProプランの違いを、ソース追加に直結するポイントに絞って整理します。特に重要なのは、1ノートブックあたりのソース上限(無料50/Pro300)と、長い資料・大量URLを扱うときに効いてくる制限です。先にルールを把握しておけば、「無料でどこまで行けるか」「どの時点でノートブック分割が必要か」「Proにする判断基準は何か」が見えて、途中で詰まらない運用設計ができます。
無料は「各ノートブック50ソース」、Proは「300ソース」
NotebookLMは、ノートブックに入れられるソース数に上限があります。無料プランは1ノートブックあたり最大50ソース、アップグレード(Pro相当)では最大300ソースまで増えます。つまり「追加できない」の原因が、操作ミスではなく“枠が埋まっているだけ”というケースが普通に起こります。
運用面での違いは、調査や学習のスタイルに直撃します。無料(50)だと、URLを一括で集める人や、PDFを何本も積み上げる人は、早い段階で整理や分割が必要になります。一方Pro(300)なら、テーマを大きめにまとめても破綻しにくく、競合比較のように“数が正義”の場面で強いです。
上限到達前にやるべき整理ルール
上限に当たってから慌てるより、「増えたら捨てる」より「増える前に整える」のがラクです。おすすめの整理ルールは、まずノートブックを“目的で分ける”ことです。たとえば「手順」「トラブル」「運用」「比較」のように、質問の粒度が違うものを同じ箱に混ぜないだけで、ソースが増えても破綻しにくくなります。
次に、ソースの役割を決めます。たとえばURLは“広く集める”、PDFは“根拠の本丸”、テキスト貼り付けは“読めない時の代替”と位置づけると、重複を減らせます。最後に、似た記事・同じ内容のURL・古い版の資料は「保管」ではなく「ソースから外す」判断を早めにすることです。上限50でも、これだけで体感の詰まりがかなり減ります。
50万語・容量の壁は“分割設計”で回避できる
ソース数だけでなく、1ソースあたりのサイズにも制限があります。NotebookLMは公式に、1ソースあたり50万語、ローカルアップロードは最大200MBが目安として示されています(ページ数の上限は明記されていません)。つまり「巨大PDFを1本で入れる」「長尺の文字起こしを丸ごと入れる」運用だと、ソース数に余裕があっても別の壁で止まることがあります。
ここで効くのが“分割設計”です。分割は面倒に見えますが、実際は追加の成功率が上がり、質問の焦点も合いやすくなるので、結果的に時短になります。特にPDFや長文は「全部を入れる」より「使う単位で入れる」ほうが、回答がブレにくいです。
分割の基準(章・論点・期間)
分割の基準は3つだけ覚えればOKです。まず一番きれいなのが章(目次)で切る方法で、マニュアルやレポートは章ごとに1ソースにすると管理しやすいです。
次に便利なのが論点で切る方法です。たとえば同じ資料でも「手順」「注意点」「料金」「比較」のように、あとから聞く質問が変わるなら、論点単位で分けたほうが検索と要点抽出が速くなります。
最後が期間です。ニュースまとめ、議事録、月次レポートなどは「2025年10月」「第1四半期」のように時系列で区切ると、更新や差し替えがラクになります。分割は“上限対策”であると同時に、NotebookLMを使いやすくする設計そのものです。
追加した後がラクになる:整理・更新・運用のコツ
ソース追加ができるようになると、次にぶつかるのが「増えた後どう扱うか」です。最初は気持ちよく追加できても、URLやPDFが増えるほど、ノートブック内が“資料の山”になって、探す時間が増える/重複が増える/最新版が分からない…という状態になりがちなんですよね。ここで整理のクセがないと、せっかくのNotebookLMが「入れたはいいけど使いにくい箱」になってしまいます。
この章では、追加作業を“やりっぱなし”にしないために、整理(探しやすくする)/更新(内容を新しく保つ)/運用(詰まらず回す)の3点をコツとしてまとめます。難しいことはしません。名前の付け方、分け方、更新時の考え方など、すぐ真似できるルールだけに絞るので、「次に開いたとき迷わない」状態を作っていきましょう。
命名ルールで探す時間を減らす
ソースが増えてくると、地味に効いてくるのが「探す時間」です。NotebookLMはノートブック内でソース一覧を見ながら使うので、名前がバラバラだと「どれが公式?」「どれが最新版?」「同じ記事を2回入れてない?」が起きやすくなります。逆に、命名の“型”を1つ決めるだけで、探す・迷う・重複するが一気に減ります。
コツは、(1)いつの情報か(更新日)、(2)どこから来たか(媒体)、(3)何の話か(テーマ)を、名前だけで分かるようにすることです。特にURLを大量追加する人は、ソース名がサイト側の自動タイトル任せになりやすいので、あとから整理する手間が増えがち。最初からテンプレで揃えると、一覧の視認性が上がって、質問するときの“当たりソース”も選びやすくなります。
命名テンプレ例(YYYYMMDD_媒体_テーマ)
おすすめテンプレはこれです。
YYYYMMDD_媒体_テーマ
例:
20251227_Google公式_NotebookLM_ソース追加20251215_ブログ_複数URL一括追加_手順20251130_YouTube_講義メモ_要点20251001_社内資料_運用ルール_権限
媒体は細かくしなくてOKで、「公式」「ブログ」「ニュース」「社内」「YouTube」「論文」くらいの粒度でも十分回ります。テーマは長くしすぎず、「後で一覧から選べる」程度に短くまとめるのがポイントです。
Driveソースは更新・同期の考え方が重要
Drive(Google Docs / Slides)の強みは、PDFと違って内容が更新され続ける資料を“同じソース”として扱えるところです。ただし、ここで勘違いしやすいのが「Driveを更新したらNotebookLMにも自動で反映されるはず」という期待。実際には、反映のタイミングや条件が絡むことがあり、状況によっては「更新したのに内容が古いまま」に見えることがあります。
だから運用の考え方としては、Driveソースは「追加して終わり」ではなく、更新が起きたら“反映されているか確認する”がワンセット。これを最初から織り込むと、「なぜか古い内容で答える」事故を減らせます。
更新が反映されない時のチェック項目
更新が反映されないときは、次の順でチェックすると早いです。
まず、いま見ているノートブックが正しいかを確認します。似た名前のノートブックを開いていて、更新前の別ソースを参照しているケースが地味にあります。
次に、NotebookLMにログインしているGoogleアカウントと、Driveファイルのアカウントが一致しているかを確認します。アカウントが違うと、同じファイル名でも参照関係がズレて見えることがあります。
その次に、共有設定(権限)です。閲覧権限が不安定だったり、共有ドライブの制限があると、更新が取り込まれにくい/アクセスが途切れる形になることがあります。
最後に、一度ソースを開き直す・再読み込みするなど、表示側のリフレッシュを試します。それでもダメなら、確実策として「最新版をPDFで書き出して追加し直す」「重要箇所はテキスト貼り付けで差し込む」など、運用を止めない代替ルートに切り替えるのが現実的です。
FAQ:よくある疑問を最短で解決
ここからは、NotebookLMのソース追加でよく出る「これ結局どうなの?」をFAQ形式でサクッと解決していきます。手順で迷ったとき、追加できない原因が分からないときは、まずこの章の該当項目だけ拾い読みするのが最短です。
「どの形式が一番おすすめ?」は目的で決まる
NotebookLMのソース追加は「最強の形式が1つある」わけではなく、目的に合う形式を選んだ人が勝ちです。理由は簡単で、形式ごとに得意なことが違うから。PDFは“完成した資料”に強く、Driveは“更新される資料”に強く、URLは“量を集める調査”に強い。逆に、うまく読めない時はテキスト貼り付けが最短で確実です。
迷ったら、まずは「その資料は今後も変わる?」「数を集めたい?」「会話の内容?」のどれかで判断します。ここが決まると、形式選びはほぼ自動で決まります。
仕事/調査/会議での最適解
仕事(社内資料・提案書・運用ルール)なら、基本は Drive(Docs/Slides)→必要に応じてPDF がラクです。更新が多い資料はDriveで、配布された完成版や提出用はPDFで固めると管理しやすくなります。共有設定(権限)だけは最初に整えておくと詰まりません。
調査(競合比較・ニュース収集・市場リサーチ)なら、まず URL(複数URL一括追加) で広く集めるのが速いです。読めないページが混ざったら、そこで粘らず 本文だけテキスト貼り付けに切り替えると、作業が止まりません。調査は「全部URLで入れる」より「読めるURL+読めない分はテキスト」で割り切ると安定します。
会議(議事録・講義・インタビュー)なら、 音声/YouTube が向きます。話した内容をそのまま材料にできるのが強みです。ただし条件で詰まることもあるので、うまくいかない場合は「文字起こし・要点メモをテキスト貼り付け」で回避するのが現実的です。
「まず何を入れるべき?」の優先順位
最初に入れるべきものは、実は「量」ではなく質と役割です。最初から大量に入れると、読めないソースが混ざった時の切り分けが面倒になり、ノートブックも散らかりがち。だから最初は、NotebookLMが“根拠として使いやすい”材料から順に入れるのが効率的です。
優先順位の基本は、①公式・一次情報 → ②実務に使う資料 → ③補助的な解説(URL群)。この順で入れると、質問したときに回答がブレにくく、引用・根拠も取りやすくなります。
最初の10ソースの作り方
最初の10ソースは「ノートブックの骨格」を作るイメージで組むのがおすすめです。目安としては、次の配分が扱いやすいです。
1〜3:公式・一次情報(最重要)
例:公式ヘルプ、公式ブログ、仕様や制限がまとまったページ。まずここが入ると、質問の軸がぶれません。
4〜6:自分の目的に直結する“本丸資料”
例:社内ドキュメント(Drive)、業務マニュアル(PDF)、学習資料(PDF)など。「このノートブックで一番答えの根拠にしたい資料」を優先します。
7〜9:比較や補足に使う解説(URLまたはPDF)
例:手順解説、トラブル事例、比較記事など。ここで広げすぎず、3本程度に絞ると整理がラクです。
10:読めない時の逃げ道(テキスト貼り付け)
例:URLで読めなかったページの重要段落、結論と手順だけ、FAQ部分だけ。これを1つ入れておくと「詰まったらテキストで入れる」という運用が固まり、追加作業が止まりません。
この10本が揃ったら、そこで一度「結論を1文で」「注意点だけ」「手順を箇条書きで」など軽い質問を投げて、ちゃんと材料として機能しているかを確認してから、URLの追加量を増やすのが最短ルートです。
まとめ:NotebookLMのソース追加は「型」と「切り替え」で迷わない
NotebookLMのソース追加は、慣れるとサクサク進む一方で、最初は「どの形式?」「入れたのに反映されない?」で止まりがちです。ですが、覚えるべきことは多くありません。基本は 5ステップ(開く→追加→形式→挿入→成功判定)を“型”として固定し、うまくいかないときは テキスト貼り付けに切り替える。この2つだけで、URLが読めない・PDFが空・Driveで403…といった場面でも前に進めます。
さらに、無料は各ノートブック50ソース、Proは300ソースなど「制限」を前提に、ノートブック分割や命名ルールを軽く整えておくと、追加した後の整理もラクになります。ソース追加が整えば、NotebookLMは“調べる・まとめる・根拠を引く”が一段速くなるので、まずはこの記事の手順で最初の10ソースを作ってみてください。全体の基本操作やスマホ・PCでの使い分けまでまとめて確認したい方は、あわせて [NotebookLMの使い方完全ガイド|スマホ・PC対応2025年版] も読んでおくと、つまずきポイントが一気に減ります。
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