Obsidianの使い方は、最初から多くの機能を覚える必要はありません。
アプリをインストールし、ノートの保存場所となる保管庫を作成します。その後、ノートとフォルダーを作り、2つのノートを内部リンクでつなげれば、基本操作の流れをつかめます。
この記事では、WindowsまたはmacOSのパソコンでObsidianを使い始める手順を7ステップで解説します。最後まで進めると、最初のノートを作成し、バックリンクとグラフビューでつながりを確認できる状態になります。
Obsidianの保存方式や、Notion・OneNote・Evernoteとの違いを先に確認したい方は、「Obsidianとは?他のノートアプリとの違い6つを公式比較」を参考にしてください。
【この記事を読んでわかる事】
| 始め方 | Obsidianのインストール手順 |
|---|---|
| 保存場所 | 保管庫の作成と保存場所の選び方 |
| ノート作成 | 最初のノートを作る基本操作 |
| 整理方法 | フォルダーを作ってノートを移動する方法 |
| リンク | ノート同士を内部リンクでつなぐ方法 |
| 確認方法 | バックリンクでリンク元を確認する方法 |
| 全体表示 | グラフビューでノートのつながりを見る方法 |
Obsidianの使い方は7ステップで基本操作まで進められる
Obsidianを初めて使う場合は、次の順番で操作すると迷いにくくなります。
【Obsidianの使い方7ステップ】
| ステップ1 | Obsidianをインストールする |
|---|---|
| ステップ2 | ノートを保存する保管庫を作る |
| ステップ3 | 最初のノートを作成する |
| ステップ4 | フォルダーを作って整理する |
| ステップ5 | ノート同士を内部リンクでつなぐ |
| ステップ6 | バックリンクでリンク元を確認する |
| ステップ7 | グラフビューでつながりを見る |
今回のゴールは、2つのノートを内部リンクでつなぎ、リンク元とリンク先の関係まで確認することです。
この記事で扱わない機能
AI連携、コミュニティプラグイン、Bases、Web Clipper、Canvasの詳しい使い方は扱いません。
これらは基本操作を終えてから必要に応じて追加する機能です。最初から設定を広げると、何のためにObsidianを使うのかが曖昧になりやすいため、まずはノート作成とリンク操作に絞ります。
基本操作を終えた後にAI連携を試したい方は、「ObsidianのAI連携方法|公式確認でわかる4つの活用法」で、プラグイン・CLI・手動利用の違いと注意点を確認できます。
Obsidianをインストールして保管庫を作る
最初にObsidian本体をパソコンへ入れ、ノートを保存する保管庫を用意します。
ステップ1|Obsidianをインストールする
ブラウザでObsidian公式のObsidianのダウンロードとインストールを開き、使用しているOSに合うインストールファイルを取得します。
Windowsでは、「Windows」の下にある「Universal」を選びます。ダウンロードしたファイルを開き、画面の案内に沿って進めてください。
macOSでは、「macOS」の下にある「Universal」を選択します。インストールファイルを開いたら、表示されたObsidianをアプリケーションフォルダーへドラッグします。
インストール後、ほかのアプリと同じようにObsidianを起動します。OSやバージョンによって、画面や確認メッセージが異なる場合があります。
ステップ2|新しい保管庫を作成する
Obsidianを初めて起動すると、保管庫を作成または選択する画面が表示されます。
「保管庫を新規作成」の右側にある「作成」をクリックし、「保管庫の名称」へ分かりやすい名前を入力します。練習用なら「Obsidian練習」や「仕事メモ」などで構いません。
続いて「閲覧」をクリックし、保管庫を作成する場所を選びます。保存場所を確認したら、最後に「作成」をクリックしてください。

Obsidian公式の保管庫の作成では、保管庫はノートを保存するローカルファイルシステム上のフォルダーと説明されています。アプリ内だけに存在する分類ではなく、パソコン上の実際のフォルダーです。
保存場所が分からなくならないように、最初はドキュメントなど自分で見つけやすい場所を選びましょう。
最初のノートとフォルダーを作る
保管庫を作成したら、最初のノートを書き、整理用のフォルダーを1つ作ります。
ステップ3|最初のノートを作成する
左側のファイルエクスプローラー上部にある「新規ノート」のアイコンをクリックします。
キーボード操作なら、Windowsでは「Ctrl+N」、macOSでは「Cmd+N」でも新しいノートを作成できます。
ノート名には「新商品企画」と入力し、Enterキーを押してください。※例
本文には、次のような短い内容を書きます。
新商品の企画案を整理する。
会議で出た意見を確認し、関連する課題をまとめる。
目的は文章の完成ではなく、ノートを作り、後の手順で別のノートへリンクすることです。
公式ヘルプの最初のノートを作成するでは、新規ノートの作成方法と、ノートがプレーンテキストファイルとして保存されることが案内されています。
ステップ4|フォルダーを作成する
左側のファイルエクスプローラー上部にある「新規フォルダー」のアイコンをクリックします。
フォルダー名は「企画」など、先ほど作成したノートの内容に合わせて入力してください。
フォルダーが作成されたら、「新商品企画」のノートを「企画」フォルダーへドラッグします。ノートがフォルダーの下に移動すれば完了です。

ドラッグしにくい場合は、ノート名を右クリックし、「ファイルを移動…」から移動先を選びます。
ファイルやフォルダーの作成、移動、名前変更は、公式ヘルプのファイルエクスプローラーで確認できます。
最初から多数のフォルダーを作る必要はありません。ノートが増える前に分類だけ細かくしても、使わないフォルダーが残りやすくなります。
ノート同士を内部リンクでつなぐ
Obsidianの基本操作で重要なのが、関連するノート同士を内部リンクでつなぐ方法です。
ステップ5|2つ目のノートを作成する
内部リンクを試すため、「企画」フォルダーを右クリックし、「新規ノート」を選びます。
ノート名は「会議メモ」としてください。本文には、次のように入力します。
次回の会議では、新商品企画の対象者と価格帯を確認する。
この文章の「新商品企画」を、最初に作ったノートへのリンクに変えます。
「新商品企画」の直前で、左角括弧「[」を2回入力してください。「[[」に続けて「新商品」と入力すると、候補に「新商品企画」が表示されます。
候補を選び、Enterキーを押すと、本文に「[[新商品企画]]」が挿入されます。これが内部リンクです。
Obsidian公式のノートをリンクするでも、左角括弧を2回入力し、候補からノートを選ぶ手順が案内されています。
リンク先へ移動する場合は、WindowsではCtrlキー、macOSではCmdキーを押しながらリンクをクリックします。
まだ存在しないノートへリンクする方法
内部リンクは、作成済みのノートだけに付けるものではありません。
例えば、「会議メモ」の本文へ「競合調査」と書き、「[[競合調査]]」の形にします。「競合調査」というノートがまだ存在しなくても、リンクとして入力できます。
そのリンクを開くと、新しいノートを作成できます。
ただし、思いついた言葉をすべてリンクにすると、内容のないノートが増えます。後から書く予定が明確な項目だけに絞りましょう。
バックリンクでリンク元のノートを確認する
内部リンクを作ったら、反対側からリンク元を確認します。
ステップ6|バックリンクを表示する
「新商品企画」のノートを開いてください。
右サイドバーにある「バックリンク」タブをクリックします。「リンクされたメンション」に「会議メモ」が表示されていれば、内部リンクが正しく作成されています。
「会議メモ」側から「新商品企画」へ内部リンクを作ったため、「新商品企画」側では「会議メモ」がバックリンクとして表示されます。
公式ヘルプのバックリンクでは、バックリンクを「別のノートからそのノートへのリンク」と説明しています。
内部リンクは、現在のノートから別のノートへ向かうリンクです。バックリンクは、リンク先から見たときに、どのノートから参照されているかを確認する表示です。

バックリンクタブが見当たらない場合は、コマンドパレットを開き、「バックリンク: バックリンクを表示」を実行します。
何も表示されない場合は、「会議メモ」に「[[新商品企画]]」が残っているか確認してください。
グラフビューでノートのつながりを表示する
最後に、作成した2つのノートが線でつながっていることを確認します。
ステップ7|グラフビューを開く
画面左側のリボンにある「グラフビューを開く」をクリックします。
グラフビューでは、円がノートを表し、ノート間に作成した内部リンクが線として表示されます。
「新商品企画」と「会議メモ」の円が線で結ばれていれば、今回の操作は完了です。円にマウスポインターを合わせると接続が強調され、円をクリックすると該当するノートを開けます。
表示方法は、公式ヘルプのグラフビューで確認できます。

グラフビューとローカルグラフの違い
グラフビューは、保管庫内にあるノート全体の関係を表示します。
ローカルグラフは、現在開いているノートと、その周辺につながっているノートを表示する機能です。
ノート数が増えると、保管庫全体を見たいときはグラフビュー、特定のノート周辺だけを確認したいときはローカルグラフという違いが分かりやすくなります。
グラフに線が表示されない場合は、ノートが2つ以上あるか、「[[新商品企画]]」が内部リンクとして確定しているかを確認してください。
色分けや表示条件の細かな設定は後回しで構いません。グラフを整えることより、意味のあるリンクを作ることを優先します。
Obsidianの基本操作でつまずいたときの確認項目
手順どおりに進まない場合は、設定を変える前に、操作した場所とノート名を確認します。
作成したノートが見つからない
左側のファイルエクスプローラーで、フォルダーが折りたたまれていないか確認してください。
「企画」フォルダー名の左側にある矢印をクリックすると、中のノートを表示できます。
リンク候補にノート名が表示されない
「[[」の後に入力した文字と、作成済みのノート名が一致しているかを確認します。※Obsidianでは、ノート本文に「[[」と入力すると、既存ノートの候補が表示されます。例えば「新商品企画」というノートへリンクする場合は、次のように入力します。[[新商品企画]]
全角と半角、不要な空白、漢字の入力違いがあると、目的の候補を見つけにくくなります。
別の保管庫に作成したノートは、現在の保管庫の内部リンク候補には表示されません。
バックリンクが表示されない
リンク先である「新商品企画」を開いているか確認します。
バックリンクは、現在開いているノートを参照している別のノートを探す機能です。内部リンクを作った側と、リンクされた側を取り違えないようにしてください。
グラフビューに線が表示されない
「会議メモ」の本文に、通常の文字ではなく「[[新商品企画]]」という内部リンクが入っているか確認します。
リンク先の名前を書いただけでは、グラフ上の線になりません。
まとめ|最初のノートを作ってリンクできれば準備完了
Obsidianの使い方は、インストール、保管庫の作成、ノート作成、フォルダー作成、内部リンク、バックリンク、グラフビューの7ステップから始められます。
最初から高度な機能を追加するより、短いノートを複数作り、関連する内容だけを内部リンクでつなぐ操作を繰り返した方が、基本を理解しやすくなります。
今回作成した「新商品企画」と「会議メモ」を土台に、別の会議や調査結果のノートを追加してみてください。
作成したノートを実際の業務へ広げる方法は、「Obsidianを仕事で活用する方法8選|会議メモとアイデア整理」で、会議メモや調査資料を後から再利用する流れとあわせて紹介しています。
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