Codexを使ってみたら、プログラミングに詳しくない自分でも、約5日間で自分用のアクセス解析ツールを形にすることができました。
きっかけは、それまで使っていた無料のアクセス解析サービスの仕様が変わり、毎朝のチェックがしづらくなったことです。
別のサーバー設置型アクセス解析も試してみましたが、自分が欲しかったものとは少し違いました。毎朝確認したいのは細かな分析データではなく、複数サイトのアクセス数や外部リンクのクリック状況を、できれば5~10分ほどで確認できる画面でした。
そこでChatGPTに相談したことから、「それなら自分で作ってみよう」という話になり、今回初めてCodexを使うことになりました。
とはいっても、自分一人でコードを書いて作ったわけではありません。Codexを使えるようにするところから始め、分からない画面はスクリーンショットを撮り、エラーや表示内容はメモ帳にコピー&ペーストしてChatGPTに相談しながら、一つずつ進めていきました。
ちなみに、今回スクリーンショットを撮るときに使ったのは、無料の「SnapCrab for Windows」です。画面全体だけでなく、必要な部分を指定して撮影できるので、ChatGPTに「この画面なんだけど、次はどうすればいい?」と相談するときにも使いました。
SnapCrab for Windowsはフェンリルが提供している無料のキャプチャソフトで、Windows 10 / 11に対応しています。今回のように画面を何度も撮って確認しながら作業するときには便利でした。
途中では、初めてPowerShellを使ったり、SSHの設定で戸惑ったりもしました。それでも、ガッツリ作業時間を取れない中で約5日。最終的には、最初に想像していた以上に「自分が毎朝使いたい」と思える形まで持っていくことができました。
この記事では、Codexの機能を網羅的に解説するのではなく、初めてCodexを使った自分が、どこで迷い、何をしながらアクセス解析ツールを完成させていったのかを、実際の体験をもとに紹介します。
| 今回使ったもの | Codex+ChatGPT |
| 作ったもの | 自分用のアクセス解析ツール |
| 欲しかった機能 | 4サイトの昨日・今日PVと外部リンククリックを1画面で確認 |
| かかった期間 | 約5日間 |
| Codex経験 | 今回が初めて |
| 途中で使ったもの | PowerShell・SSH |
| 追加でかかった費用 | 0円(利用中のChatGPT Plus内) |
Codexを使ってみた結果|5日間で何ができた?
最初に結論からいうと、今回Codexを使って作ったのは、自分が運営しているサイトのアクセス状況をまとめて確認するためのツールです。
OpenAI公式では、Codexはコードの作成・レビュー・リリースを支援するAIエージェントと説明されています。現在はChatGPTの各プランで利用でき、私の場合は利用していたChatGPT Plusの範囲内で始めることができました。
Codexで具体的に何ができるのかを先に知りたい方は、Codexとは?何ができる?初心者向け7つの活用例で、できることを用途別にまとめています。
自分用のアクセス解析ツールが完成した
今回作りたかったのは、高機能なアクセス解析サービスではありません。
毎朝パソコンを開いたときに、運営しているサイトの数字をサッと確認できるものです。
最終的には、複数サイトのアクセス状況やリンクのクリック状況を、一つの画面から確認できるところまで形になりました。
最初に考えていたよりも、かなり自分好みのものになったと感じています。

もちろん、Codexに「アクセス解析ツールを作って」と一言伝えたら、勝手に全部完成したわけではありません。
必要なものを少しずつ追加し、表示がおかしければ直し、実際に動くかを確認する。この繰り返しでした。
最初に欲しかったのは4サイトを1画面で確認する機能
そもそも今回のスタート地点はかなり具体的でした。
「4サイトの昨日・今日のPVと、外部リンクのクリック状況を1画面で確認したい」
欲しかったのは、ほぼこれです。
アクセス解析というと、流入元や滞在時間などさまざまな数字を確認できます。
しかし、自分が毎朝やっていたのは、そこまで細かな分析ではありません。
「昨日はどれくらい見られたのか」「今日はどうなのか」「外部リンクはクリックされたのか」。まず確認したいのは、このあたりでした。
毎朝見る情報だからこそ、できるだけ画面を行ったり来たりしたくありません。
一般的に高機能かどうかより、自分が見たい数字が、自分が見やすい形で並んでいることの方が重要でした。
完成後に朝の確認作業がどう変わったか
このツールを作った目的は、ツール開発そのものではありません。
毎朝のアクセス確認をできるだけ短時間で終わらせることです。
そのため、本当に便利になったかどうかは、完成した画面を見るだけでは判断できません。
実際に使ってみると、朝の確認にかかる時間そのものが劇的に短くなったわけではありません。
ただ、以前使っていたツールではサイトごとに画面を切り替えて確認する必要がありました。今回作ったアクセス解析ツールでは、複数サイトの数字を1つの画面でまとめて確認できるため、その分の手間は確実に減りました。
今の時点では「劇的な時短」というより、毎朝の確認が少しラクになったという感覚に近いです。ただ、管理するサイトが増えるほど、この違いは大きくなっていきそうです。
なぜCodexでアクセス解析ツールを作ろうと思ったのか
今回、最初から「Codexを使って何か作ってみよう」と考えていたわけではありません。
先に困りごとがあり、その解決方法をChatGPTに相談した結果、自分でツールを作るという選択肢にたどり着きました。
使っていた無料アクセス解析が使いづらくなった
それまで私は、無料で使えるオンラインのアクセス解析を毎朝チェックしていました。
ところが、途中で仕様が変わり、自分にとっては以前より使いづらく感じるようになりました。
毎日のことなので、一回あたりは小さな手間でも積み重なると意外と気になります。
そこで「別の方法はないだろうか」と考え始めたのが、今回のきっかけです。
別のサーバー設置型ツールも自分には合わなかった
ちょうど少し前に、サーバーへ設置して使うアクセス解析のようなものを入手していたため、それも実際に設置してみました。
ただ、使ってみると自分がイメージしていたものとは少し違いました。
機能が悪いという話ではありません。
自分が毎朝確認したい内容と、欲しい見せ方が違ったということです。
有料のアクセス解析サービスを使うことも考えました。
しかし、私の場合は毎朝アクセス数とリンクの状況を確認することが中心です。
そのために毎月費用を増やすより、「もっと単純に、自分が見たいところだけ見られないのか」と考えました。
欲しかったのは5~10分で確認できる画面だった
毎朝のアクセスチェックは、できれば5分、長くても10分ほどで終わらせたい。
これが今回のツール作りで、かなり大きな基準になりました。
分析画面を何枚も開いて数字を探すのではなく、必要な情報を一つの画面に集める。
そこでChatGPTに、自分が困っていることと欲しい機能を相談しました。
すると、自分用のものを作るという方向になり、そこからCodexを使うことになりました。
つまり今回の場合、Codexを使うことが目的だったのではなく、困っていた作業を楽にするための手段がCodexだったという順番です。
Codexを初めて使ってアクセス解析ツールを作った5日間
今回はまとまった時間を何日も取れたわけではありません。
空いた時間を使いながら進め、最終的に形になるまで約5日かかりました。
ここでは、「1日目に必ずこれをやった」という作業日誌ではなく、5日間の中で実際に進めた主な流れを紹介します。
まずCodexを使える状態にするところから始めた
私は今回がCodex初体験だったため、当然ながら最初は使える状態にするところからでした。
普段はChatGPT Plusをチャット中心で使っているので、最初から開発環境に詳しかったわけではありません。
そこで、分からない画面が出るたびにスクリーンショットを撮ったりメモ帳にコピー&ペーストして、ChatGPTに見せながら進めました。
「ここは何を押せばいいのか」「この表示で合っているのか」と確認しながら、一つずつ先へ進む形です。
今でこそプロジェクトの場所を確認しながら作業していますが、最初は「まずプロジェクトを確認する」という感覚すらありませんでした。何を見ればいいのか分からないところからのスタートです。
今振り返ると、このやり方は自分にはかなり合っていました。
文章だけで状況を説明しづらいときでも、画面をそのまま見せれば相談できます。
操作方法を十分に理解してから始めたわけではなく、分からないところをその都度確認しながら進めていきました。結果的には、この進め方が自分には合っていたと思います。
これからWindowsで初めてCodexを使う方は、Codexの始め方をWindows初心者向け7ステップで解説した記事も参考にしてください。実際に私が最初につまずいた部分も含めて、開始までの流れを整理しています。
欲しい機能を少しずつ形にしていった
Codexを使えるようになったあとは、自分が欲しい機能を少しずつ形にしていきました。
今回重要だったのは、最初から完璧なアクセス解析ツールを作ろうとしなかったことです。
まず必要な部分を作る。
動いたら確認する。
次に欲しいものを追加する。
思った通りでなければ直す。
この繰り返しで、徐々に自分が欲しかった画面に近づいていきました。
実際の作業では、一度にすべてを作ってもらうのではなく、「次はここをこうしたい」という形で少しずつCodexに指示を出していきました。
当時の作業内容をもとに、サイト名やサーバー情報などを除いて書き直すと、たとえば次のような指示です。
① 複数サイトの状況を1画面で確認したい
全サイトのアクセス状況を1画面で確認できるようにしてください。サイトごとに「今日のPV」「昨日のPV」「直近7日間のPV」「今日の外部リンククリック」を表示し、一番下に全サイトの合計も表示してください。
最初に欲しかった「複数サイトを1画面で確認したい」という部分を、実際の画面として形にしていったときの指示です。
② サイト名から詳しい内容を確認できるようにしたい
サイト別一覧のサイト名をクリックしたら、そのサイトの記事別データを確認できるようにしてください。また、外部クリック数をクリックしたときは、どこがクリックされたのか分かる画面へ移動できるようにしてください。
数字を一覧表示するだけでなく、気になるサイトやクリックがあったときに、そのまま詳しい内容まで確認できるようにしていきました。
③ 外部リンクのクリック元とクリック先を確認したい
今日発生した外部リンククリックについて、「サイト」「クリック元の記事」「クリック先」「今日のクリック数」が分かる一覧を表示してください。どの記事から、どこへクリックされたのか分かる形にしたいです。
こうして見ると、プログラムの専門用語を並べて指示していたわけではありません。「自分が画面で何を確認したいのか」を日本語で伝え、それを実際に動かして確認しながら修正していく形でした。
このアクセス解析ツールを実際にどのような順番で作っていったのかは、Codexでツール作成する方法を6ステップでまとめた記事で、作成から確認・修正までの流れを詳しく紹介しています。
初めてPowerShellを使った
今回の作業で特に印象に残ったのがPowerShellです。
私は今回、PowerShellを初めて使いました。
PowerShellは、Windowsでコマンドを入力して操作できるツールです。Windowsでは、スタートメニューを開いて「Windows PowerShell」と入力し、表示されたWindows PowerShellを選べば起動できます。
今回の作業では、ChatGPTやCodexから案内されたコマンドをPowerShellに入力し、表示された結果を確認しながら進めました。
基本的な流れは、「指示されたコマンドを入力する → Enterキーを押す → 表示された結果を確認する」というものです。
分からない表示やエラーが出たときは、スクリーンショットを撮ったり、表示内容をメモ帳にコピー&ペーストしたりしてChatGPTに相談しました。
感覚的には、今回の作業のかなりの部分をPowerShell上で進めた印象があります。
普段ブラウザやWordPressを中心に触っていると、黒っぽい画面にコマンドを入力していく作業は、それだけで少し身構えます。
最初から内容を全部理解して操作していたわけではありません。それでも、表示された内容を確認しながら一つずつ進めていくことで、作業を続けることができました。
実際に進めてみると、分からないことや戸惑う場面は普通にありました。
ただ、分からない画面やエラーが出たときは、その状態をスクショで見せたり、表示内容をメモ帳にコピペしてChatGPTに伝えたりすることで、次に何を確認すればいいのかを一つずつ整理できました。
そのおかげで、「もう無理だ」と完全に手が止まることはなく、分からないところを一つずつ潰しながら先へ進めました。
PowerShellからCodex CLIを使う具体的な流れについては、Codex CLIの使い方をPowerShell初心者向けに8ステップで解説した記事にまとめています。コマンド操作に慣れていない方は、こちらから確認すると流れをつかみやすくなります。
余談ですが、今回の作業では画面が3枚あるとかなり便利だと感じました。CodexやPowerShellを開く画面、ChatGPTを確認する画面、メモ帳を置いておく画面と分けられたため、メモ帳がほかのウィンドウに埋もれにくく、作業を進めやすかったです。
3画面が必須というわけではありませんが、今回のように複数の画面を行き来する作業では、かなり助かりました。

SSHは今回かなり重要だった
もう一つ、今回かなり重要だと感じたのがSSHです。
実際に作業していて、「これはメモを残しておいた方がいい」と感じました。
接続先や設定情報を、その場だけ確認して進めてしまうと、あとでもう一度必要になったときに探すことになります。特に、パスワードやトークン、接続に必要な情報などは、どこで確認できるのかも含めて整理しておいた方がいいと感じました。
ただし、パスワードやトークンそのものをメモ帳などにそのまま保存するのではなく、安全に管理できる方法を使う必要があります。
今回のように数日に分けて作業する場合は特に、次の日の自分が見ても分かるように情報を残しておくことが大切だと感じました。
私がWindowsから実際に接続したときの流れや迷ったポイントは、CodexでSSH接続する方法を4ステップで解説した記事にまとめています。Codexからサーバーへ接続して作業したい方は、あわせて確認してください。
DBを使ってデータを保存・確認した
今回のアクセス解析ツールでは、画面を作るだけでなく、アクセスデータを保存したり読み出したりするためにDB(データベース)も使いました。
正直なところ、最初はDBと聞いても「データを入れておく場所」くらいの認識でした。
ところが実際に作業を進めていくと、DBへ接続し、必要なテーブルを作り、SQLを実行しながらデータが正しく入っているかを確認する場面が出てきました。
最初は何を確認すればいいのかも分からなかったため、ChatGPTやCodexに聞きながら、一つずつ作業していきました。
特に印象に残っているのは、既存のデータを残したまま変更する作業です。新しく作るだけならまだしも、すでに入っているデータを消さずに変更するとなると、かなり慎重になりました。
そのため、変更前にはバックアップを取り、問題が起きても戻せる状態にしてから作業するようにしました。
実際に今回行ったDBまわりの作業を振り返ると、主に次のような内容です。
- DBへ接続する
- 必要なテーブルを作る
- SQLを実行する
- データが正しく入っているか確認する
- 既存データを残したまま変更する
- 作業前にバックアップを取る

画面に数字が表示されているだけでは、その元になっているデータが正しく保存されているかまでは分かりません。
今回DBを触ったことで、見えている画面だけでなく、その裏側でデータがどう保存されているのかも確認する必要があることを初めて実感しました。
PowerShellやSSHと同じように、DBについても最初から理解していたわけではありません。それでも、分からないところを一つずつ確認しながら進めていくうちに、少しずつ「どこを見ればいいのか」「変更前に何を確認すればいいのか」が分かるようになってきました。
エラーや思い通りにならない部分を修正した
当然ですが、最初から全部が思い通りに動いたわけではありません。
表示がおかしかったり、自分が考えていたものと違ったり、途中でうまくいかなかったりする場面もありました。
そんなときも、「失敗したから最初から全部やり直す」というより、今起きていることをChatGPTに伝えて解決策を考え、必要な修正を進めていきました。
ここで感じたのは、エラーが出たこと自体より、今どうなっているのかを伝えられることの方が重要だということです。
文章で説明しづらければスクリーンショットを使う。
エラーメッセージが出ているなら、その内容を見せる。
思っていた見た目と違うなら、「ここをこうしたい」と具体的に伝える。
そうやって修正を重ねました。
実際にCodexが起動しない、接続できない、コマンドでエラーが出るといった場合は、Codexがエラーで動かない原因9つと対処法も確認してください。私が実際に迷った設定も含めて、原因ごとの確認方法を整理しています。
最後は実際に動くかを確認した
コードができたから完成、というわけではありません。
最後は、自分が最初に欲しかった機能が実際に動いているかを確認する必要があります。
完成した翌朝、さっそく実際のアクセス確認に使ってみました。
自分が欲しかった数字が1つの画面に並んでいるのを見たときは、正直ちょっと感動しました。
ただ、実際に使ってみると、翌朝には早くも「昨日の外部リンククリックも確認できたらもっと便利だな」と思うようになりました。
そこで、その機能も追加してもらい、使いながら少しずつ自分に合う形へ近づけていきました。
このとき、最初から完璧なものを作るより、実際に使ってみて不便に感じたところを後から足していく方が、自分には合っていると感じました。
そして、使ってみて気づいたことをすぐ相談し、そのまま修正や機能追加につなげられるのは、ChatGPTとCodexを組み合わせて使う強みの一つだとも感じました。
Codexでの作業中に戸惑ったこと
今回の記事では、完成したところだけでなく、途中で困ったことも残しておきたいと思います。
むしろ、これから初めてCodexを触る人にとっては、こちらの方が参考になるかもしれません。
初めてのPowerShellはやはり戸惑った
個人的には、PowerShellを使う作業は最初のハードルでした。
これまで使った経験がなかったので、表示されている内容を見ても、最初から意味が分かるわけではありません。
それでも、分からないところを一つずつ確認していけば進めました。
今回の体験からすると、「PowerShellを知らないから無理」と最初から諦める必要はありません。
一方で、「何も分からなくても全部自動でやってくれる」と期待して始めると、少し違うと思います。
SSHの情報はメモしておけばよかった
SSHについては、今回かなり重要だったため、必要な情報を最初から整理してメモしておけばよかったと感じています。
作業中は目の前のことを進めるのに集中しがちですが、数日にまたがる作業では「前回どこまでやったか」「何を使って接続したか」をあとから確認できるだけでも違います。
もし同じように初めてツール作りへ挑戦するなら、コードだけでなく、接続や設定に関する自分用メモも同時に作っておくことをおすすめします。
Codexを5日間使って分かったこと
約5日間使ってみて感じたのは、「Codexがあれば何でも全部お任せできる」ということではありませんでした。
ただ、自分一人ではまず作ろうと思わなかったものを形にできたのも事実です。
自分一人では作れなかったものが形になった
今回一番強く感じたのは、これです。
自分だけでは絶対にできなかったと思います。
そもそも私は、今回PowerShellを初めて使っています。
SSHも重要だと分かったのは、実際に作業を進めたからです。
そんな状態から、自分が毎朝使うためのアクセス解析ツールが形になりました。
これは、かなり大きな体験でした。
分からないところはスクショとコピペでChatGPTに相談した
今回、Codexだけを単独で使っていたわけではありません。
普段使っているChatGPTにもかなり助けてもらいました。
特に便利だったのが、スクリーンショットとコピー&ペーストです。
画面の状態を見てもらいたいときはスクリーンショットを撮り、エラーや表示内容など文字で伝えた方が分かりやすいものは、メモ帳にコピーしてChatGPTへ貼り付けました。
専門用語を全部理解してから相談するのではなく、分からない状態をそのままスクショやコピペで伝えながら進められたことが、自分にとっては大きかったです。
ChatGPTへの画像の渡し方や基本的な使い方から確認したい方は、ChatGPTの使い方12選|初心者向け速習ガイドも参考にしてください。
今回のようにChatGPTへ相談しながらCodexで実際の作業を進める場合は、それぞれの役割を分けて考えると使いやすくなります。ChatGPTとCodexの違いと5つの使い分けでは、実際に併用して分かった役割の違いをまとめています。
Codexが直しても自分で動作確認する必要があった
もう一つ感じたのは、Codexがコードを変更してくれたからといって、それだけで作業終了ではないことです。
実際に画面を開き、自分が意図した表示になっているか確認する必要があります。
うまくいかなければ再び状況を伝えて修正する。
この繰り返しです。
人間側にプログラムを一から書く知識がなくても、「自分は何を作りたいのか」「今の状態で目的を達成できているか」を判断する役割まではなくなりません。
「こんなのがあったらいい」を形にできると感じた
ツールができあがってきたときに、もう一つ思ったことがあります。
「こんなのがあったらいい」と思っていたものを、自分で形にできる時代になったんだなということです。
以前なら、「自分専用のアクセス解析ツールが欲しい」と思っても、プログラミングができない時点で候補から外していたと思います。
今回はChatGPTに相談したところから始まり、Codexを使い、分からないところを聞きながら、実際に動くところまで来ました。
そう考えると、アクセス解析に限らず、普段の作業の中にある「もう少しこうだったら便利なのに」という不満には、まだかなり可能性がありそうです。
正直なところ、完成したものを見ながら、アイデア次第では仕事や商売につながるものも作れるのではないかとも感じました。
もちろん、今回ツールが一つ作れたからといって、すぐ商売になるという話ではありません。
ただ、「作れないから考えない」ではなく、「まず作れるか相談してみる」という選択肢が増えたことは大きいと思います。
ChatGPTを文章作成だけでなく、プログラミングや日々の作業効率化にも活用したい方は、ChatGPT使い方15項目で日常と業務を効率化する方法も参考にしてください。
初めてCodexを使う人に伝えたいこと
今回の5日間だけでCodexを知り尽くしたわけではありません。
ただ、初めて使ったからこそ、これから触る人に伝えられることもあります。
最初から大きなものを作ろうとしない
今回うまく進められた理由の一つは、欲しいものが具体的だったことだと思います。
「すごいアクセス解析サービスを作りたい」ではなく、まずは4サイトのPVと外部リンククリックを1画面で見たいという目的がありました。
初めてなら、何でもできる大きなサービスより、「自分が毎日困っている一つの作業」を対象にした方が進めやすいと思います。
途中の画面はスクショで残しておく
今回、スクリーンショットにはかなり助けられました。
ChatGPTに状況を伝えるためにも使えますし、あとから「このときはどうなっていたか」を確認する材料にもなります。
特にエラーや設定画面は、直った瞬間に忘れがちです。
必要な情報を隠したうえで、途中経過を残しておくと便利です。
ChatGPTに次回の「再開地点」を確認しておく
今回のように数日にわたって作業するときに、かなり役立ったのが、作業を終える前にChatGPTへ「次回はどこから再開すればいい?」と確認しておくことでした。
私は次の日にそのまま続きから始められるように、最後に「次回の再開ワード」を教えてもらうようにしていました。
作業が進んでくると、翌日に「昨日はどこまで終わったっけ?」と確認するだけでも意外と時間を使います。再開地点を決めておけば、次の日はその言葉を伝えて、続きの作業へ入りやすくなります。
これはCodexそのものの機能ではありませんが、ChatGPTとCodexを組み合わせて数日間作業するときには、かなり便利なやり方だと感じました。
実際、今回の作業でも再開ワードを残しておいたことで、次の日に前回の流れを確認し直す手間が減り、スムーズに作業を再開できました。

SSHや設定情報は必ずメモしておく
今回の反省点でもあります。
SSHや接続設定など、あとで再び必要になる情報は、その場でメモしておいた方がいいです。
数日にまたがって作業すると、「昨日何をしたっけ?」という確認だけで時間を使います。
自分専用の簡単なメモで十分なので、次回すぐ再開できる状態にしておくと楽になります。
何ができたら完成なのかを決めておく
AIを使って作っていると、「ここも変えたい」「こんな機能も追加したい」と次々に思いつきます。
これは楽しい反面、終わりがなくなる原因にもなります。
今回なら、毎朝確認したい数字を一つの画面で確認できることが最初の目的でした。
まずそこまで完成させる。
そのあと、実際に使いながら必要なものを追加する。
最初から全部入りを目指すより、この方が使えるところまで持っていきやすいと感じています。
Codex初心者はこの順番で進めると分かりやすい
ここまで私の体験を紹介してきましたが、これから初めてCodexを使う場合は、最初からすべてを覚える必要はありません。
まずCodexで何ができるのかを知り、実際に使える状態にしてから、必要に応じてCLIやツール作成へ進むと流れをつかみやすくなります。
STEP1|まずCodexで何ができるのかを知る
まだCodexを使ったことがない方は、最初にCodexとは?何ができる?初心者向け7つの活用例から確認してみてください。
コード作成だけでなく、修正や問題の調査など、Codexをどのような場面で使えるのかを整理しています。
普段ChatGPTを使っていて「Codexとは何が違うの?」というところから迷っている場合は、ChatGPTとCodexの違いと5つの使い分けを先に読んでも大丈夫です。
STEP2|WindowsでCodexを実際に使ってみる
Codexのイメージがつかめたら、次は実際に動かしてみます。
Codexの始め方をWindows初心者向け7ステップで解説した記事では、初めて使うところから基本的な流れまで紹介しています。
さらにPowerShellから操作してみたい方は、続けてCodex CLIの使い方をPowerShell初心者向けに8ステップで解説した記事へ進んでください。
STEP3|小さなツール作りに挑戦してみる
基本操作が分かってきたら、Codexに実際の作業を任せてみる段階です。
最初から大きなサービスを作ろうとするより、「自分が毎日困っている作業を少し楽にする」といった小さな目的から始めた方が、何を依頼すればよいのか整理しやすくなります。
私がアクセス解析ツールを作ったときの進め方は、Codexでツール作成する方法を初心者向け6ステップでまとめた記事で紹介しています。
STEP4|SSHやエラー対処は必要になったときに確認する
SSHや細かなトラブル対処まで、最初から覚えておく必要はありません。
リモート環境へ接続して作業する必要が出てきたら、CodexでSSH接続する4ステップを確認してください。
また、Codexが起動しない、接続できない、コマンドでエラーが出るなど、作業が止まったときは、Codexがエラーで動かない原因9つと対処法から原因を切り分けられます。
最初は「Codexとは何かを知る → 実際に使う → 小さなものを作る」という流れだけ意識して、SSHやエラー対処は必要になった段階で確認すれば十分です。
まとめ|Codexを使ってみたら自分用ツールを5日間で形にできた
今回、無料アクセス解析サービスが使いづらくなったことをきっかけにChatGPTへ相談し、初めてCodexを使って自分用のアクセス解析ツールを作りました。
最初はCodexを使える状態にするところから始まり、PowerShellも今回が初めて。SSHについても、実際に作業する中で重要さを知りました。
分からない画面ではスクリーンショットを撮ってChatGPTに相談し、うまく動かなければ修正する。
そうやって少しずつ進め、まとまった時間を取れない中でも約5日で形にすることができました。
自分一人だったら、おそらく最初から作ろうとは考えなかったと思います。
それでも、「4サイトの昨日・今日PVと外部リンククリックを1画面で見たい」という、自分にとって必要なものを実際に形にできました。
今回Codexを使ってみて一番感じたのは、プログラミングができる人だけがツールを作る時代から、「こんなのがあったらいい」を言葉にできれば、まず作れるか試してみる時代へ変わりつつあるということです。
完成したツールは、これから実際に毎朝使いながら改善していくつもりです。
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